投稿者: administrator

  • 【初級登山学校】岩登り(蓬莱峡)

    【初級登山学校】岩登り(蓬莱峡)

    日時:2019年6月16日(日) 8:00~
    場所:蓬莱峡
    参加者:26人

    今回は初級登山学校のメイン山行の一つ、岩登りです。場所は兵庫県蓬莱峡、六甲山地にある峡谷で、ハイキングやクライミングの名所で知られる観光スポットです(2018年には某IT企業のCMでイチロー選手も訪れたという場所です)。アクセスはJR宝塚線&阪急宝塚線の「宝塚駅」から95番バスで「座頭谷」で降りて徒歩10分です。

    当初の計画では土曜日に蓬莱峡で前夜祭を楽しみつつ朝一で登攀する予定でしたが、前日は生憎の大雨で日曜日のみの山行となりました。当日は前日の大雨の影響がないか心配でしたが、蓬莱峡に着いてみると大屏風と小屏風はしっかり乾いており、また天候は太陽が照り付ける程に回復しており、クライミング日和のように感じました。

    到着した後、体操・準備等をして、3~4人程の小グループに分かれて各々登り始めました。チームリーダーにリードして頂き岩場にロープをかけてもらい、このロープを自身のハーネスに先日OCSで習ったダブルフィッシャーマンで末端処理をしたエイトノットで巻き付けロープと自身を固定し、登り始めました。

    蓬莱峡の岩場は、一般登山道にある岩場と異なり、ホールド感やグリップ感がなく、岩というよりは壁を登っている感じに最初は慄きましたが、それでも、先輩の補助とアドバイスのおかげでなんとか登っていくことができました。途中、懸垂下降にも挑戦させていただきましたが、岩場を脚力でも腕力でもなくロープワーク技術で下って行く感覚はとても新鮮で面白かったです。

    生徒の中には一生分のアドレナリンを出し切ったと言う人もいたほど生徒のみんなも楽しんでいたようです。

    講師のC班の諸先輩方、スタッフの皆さん、安全で楽しい岩登りをさせていただき本当にありがとうございました。クライミングに興味が湧いてきた方はぜひ、来期開催予定の豊中勤労者山岳会の初級登山学校に参加してみてください!

    投稿者 N.

  • 【初級登山学校】室内クライミング

    【初級登山学校】室内クライミング

    日時:2019年6月14日(金)19:15~22:00
    場所:十三・OCS
    講師:C班の皆様 生徒:7名

    翌々日(6月16日)の蓬莱峡の岩登りに備えて、十三のOCSでクライミングの基本動作の練習会が開催されました。

    到着順に、ハーネスを装着して、ロープをつける練習です。ハーネスに8の字結びでロープを装着し、フィッシャーマンズノットで止め結びをしますが、コツはロープの結び目が美しくなること、ハーネスにつけたロープの環が大きくならないこと、等を教えていただきました。

    その後、雨が本降りにならないうちにと、外の壁で早速トップロープクライミングに挑戦。まずは、C班のYさんに足の乗せ方、体の動かし方などのお手本を見せていただきました。頂上まで行ったら、ビレイヤーに「テンション」と声をかけ、降りる用意ができたら「降ろしてください」と声をかけます。壁に足を突っ張る体勢をとり、足でバランスを取りながら降下するようにと説明がありました。見本を見せていただいた後、早速、生徒が順番に登攀することになりました。2つルートがありますが、右側のルートは途中ハングしていて、なかなか手ごわいルートでした。でも、C班の方々の温かい励ましで、途中ギブアップする生徒はいませんでした。


    外壁を登り終えたら、次に蓬莱峡での実技に備えてカラビナスルーとフリクションノットの練習をしました。カラビナスルーは、万一足を滑らしたりして落ちた時のために、2つのカラビナのうち、どちらか一方は必ず設置されているロープにつないでおくこと。フリクションノット(クレイムハイスト)も、滑落を止めるものですが、向きに気を付けて結ぶ必要があるので気をつけること、と説明がありました。

    その後、室内に移動してボルダリングの壁でトラバースルートや初心者ルートを各自登りました。ボルダリングは同色のテープが付いたホールドに沿って登っていきます。私にとっては久しぶりのボルダリングだったので、手足の感覚などを思い出しながらはじめましたが、初トライでは登れないルートもC班の方からいろいろとアドバイスをいただきながら、何度かトライすると登れるようになり、うれしかったです。

    多くの生徒は終了時間ギリギリまでクライミングを楽しみました。事前準備やご指導をしていただいたC班の皆様、ありがとうございました。

    報告 A班  ひろ

  • GW東北ぐるり一周旅④安達太良山

    GW東北ぐるり一周旅④安達太良山

    • とうとう東北一周旅もラストに。

    ここでC班Kさん合流!

    旅の締めは温泉でしょ♪ということで白馬鑓温泉ではまった山の中の温泉、東北でも堪能してきました!

    温泉があるくろがね小屋

     

    雰囲気ありありの最高にくつろげる山小屋

    くろがね小屋はすごく雰囲気のある小屋で、小屋の方々も優しく、温泉で疲れを癒すことができる素晴らしい小屋でした。

    温泉でさっぱり汗を流している間に雪の中で冷やしたビールとワインをお風呂上がりにくーーーっと!

    残雪期の東北なのに天気に恵まれすぎて雪が全然なく本当に暑かったので最っ高においしかったです!

    ビールの他に地酒も堪能♪
    山小屋で地酒が飲めるなんて!しかも升で!笑

     

    小屋直前。標高1350m付近雪ないです。

    翌日に登頂した山頂ではこれまた360℃パノラマの絶景!
    猪苗代湖、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、飯豊連峰、磐梯山などなど見渡せました!

    下から見上げる山頂。○○○だそうですw

     

    雪は少ないといえど、トラバースは緊張。

     

    雪がない~

     

    山頂からの眺望も雪がない~

     

    360℃パノラマ!遠くの雪深い山は飯豊連峰だったかな?

     

    最終日はこどもの日♪

     

    下山時も快晴!

     

    きれいな青空。
    「この上の空がほんとの空です」by智恵子抄

    天気に恵まれた9日間、東北の桜や郷土料理、おいしいお酒も堪能でき、最高の雪山締めができました!

    文章:H

    <メンバー>

    B班:M、H

    C班:K

     

  • GW東北ぐるり一周旅③八甲田山改め八幡平

    GW東北ぐるり一周旅③八甲田山改め八幡平

    東北一周旅も後半です。

    令和最初の山として岩手県側から八幡平に登りました。

    本来は昨日のうちに青森の八甲田山に登山する予定が、予報風速27mと爆風まったなしでしたので好天の今日に簡単に登れる八幡平に変更しました。

    八幡平は八幡平アスピーテラインという国道を通って頂上直下まで行くことができますが、アスピーテラインは標高1500mを通るだけあって4月中旬除雪したうえで開通、ただし夜間(17:00~翌8:30)ゲートが閉鎖されます。それに合わせて出発しようと思ったら…なんと前日の悪天候で道が凍結、昼12:00までゲート閉鎖延長!(よくあることだそうです…)

    なんということだ!というわけで、お昼まで小岩井牧場で時間つぶし。

    小岩井農場の牛舎は重要文化財に指定されています!桜も真っ盛りで牛かわいい。

    ソフトクリームも牛乳も一味ちがう!おいしい!!!

    戻って13:00歩行スタート。GWでアスピーテラインもすごく渋滞しました。

    八幡平頂上直下には駐車場がありますが、観光客でいっぱい!駐車場すぐにも雪がたくさん。見ごたえのある道でした。

    今日も目が痛いほどのいい天気。雲もなく、なだらか~~~な八幡平の高原の奥に八甲田山、岩木山、岩手山などきれいに見えました。

    平面~!

     

    超らくちん!…でしたが地図も持っていない人もおられたので注意が必要です。

    ぐるっと回っても2時間半、超お手軽なのに満足度満点でした。

     

    文章:M

  • GW東北ぐるり一周旅②鳥海山

    GW東北ぐるり一周旅②鳥海山

    抜群の谷川岳の余韻のままに次は平成最後の登山、鳥海山へ登りました。

    徒歩で登る方が物珍しそうに見られるほどですが、ぶれずに徒歩で登ってまいりました。

    鳥海山には登山口がいくつかあり、今回最短の祓川登山口(矢島口)から登ることにしましたが、秋田県側へ回り込む&通行止め地獄でかなりアクセスに時間がかかりました。

    除雪は登山口まで完璧ですが雪の大谷みたいになってます。

    多少睡眠不足でスタートです。

    本来は昨日登るはずでしたが天気予報を見て今日にしたのが大正解!!!

    スキー&スノボばかりで登山の人が見当たりません!

    無風の山頂からは月山、飯豊連峰、岩木山など普段では全く考えられない山々が見えて超絶景!

    鳥海山は火山でこの写真は外輪山。右手に火口があります。時間がないので今日はカット。

     

    鳥海山はメンバーの片割れが昔テレビで雪解け水のあふれる鳥海山を見て「絶対行きたい!と思っていた山ですが、GWは雪解け水など全くありません。

    一面雪です。バックカントリースキー&スノボ真っ盛りです。

    みなさん板を担いで汗だくで登って来られます。もちろん私たちも汗だく。

     

    ところで登りは3時間半ひたすら急登、下りは1時間半…。複雑です。

    ずーーーーーっと急登です。足に乳酸が…

    雪のない時期にもぜひ来たい山でした。

     

    文章:M

  • GW東北ぐるり一周旅①谷川岳

    GW東北ぐるり一周旅①谷川岳

    今年のGWはなんと10連休!

    これは遠くまで行けるね、どこ行こうか!?と話していて決まったのが東北一周旅。

    車で東北の山々を回ろうと楽しい計画ができました。

    お互い行きたい山を出し合って、山行時間、移動時間、宿泊場所の兼ね合いで、谷川岳(いきなり東北ではないですが…)→鳥海山→(青森県経由)→八幡平→安達太良山と東北ぐるりと百名山4座を回ってきました。

    まずは憧れの谷川岳。

    雑誌やネットで見ていつかは歩きたいと思っていた稜線。

    でも見る写真はすごい雪庇で急峻な稜線。

    自分の技術では行けないかな~と思っていましたが、少しずつ経験も積んでいろいろ調べているうちに行ってもいいんじゃないかと思い決行!

    憧れの谷川岳の稜線を望む

    雪は少なく、一部雪がないことでアイゼンで上り下りするのに緊張した箇所はありましたが、

    その他は無風の快晴の中気持ち良く歩くことができました!

    山頂からは富士山、八ヶ岳、後立山連峰、反対を見れば至仏山、燧ヶ岳、越後三山、会津駒ヶ岳などなど360℃の大パノラマを堪能することができました!

    帰りはサクサクっと早く下れる♪

     

    直登だった分、下山苦労する場面も、、、

    こんなに見渡せるのは珍しいとのことで、憧れだった谷川岳、最高のデビューでした!

    文章:H

    <メンバー>

    B班:M、H

  • 【初級登山学校】縦走登山(2日目)

    【初級登山学校】縦走登山(2日目)

    日時:201969日(日)
    講師、スタッフ:9名
    生徒:7名
    行程:大和葛城山キャンプ場(7:15)-岩橋山(9:30)-平石峠(10:10)-竹内峠(11:27)-途中昼食-二上山雌岳山頂(12:50)-雄岳山頂(13:20)-屯鶴峯温泉(15:10)入浴後解散

    縦走2日目の朝は5時に起床し、各班ごとに朝食を作りホットドックやお粥美味しそうな朝食が並びます。朝食の後は葛城山の山頂標識の前でみんなで記念撮影。テントを撤収し準備体操して二上山へ向けていざ出発。
    前日は悪天候の中の山行でしたが2日目は雨もあがり順調にスタートする事が出来ました。葛城山をどんどん下山していきます。葛城山山頂は肌寒かったですが徐々に蒸し暑くなり標高が下がってきているのがわかります。

    岩橋山を通過し平石峠まで頑張って登ります。平石峠を越えどんどん下っていくと車の音が聞こえてきました。竹内街道で少し登山口に迷いましたが無事二上山雌岳を目指し出発。今日も行き交うハイカーさん達に励ましの言葉をもらいながらどんどん進んでいきます。15kgを超えるザックを背負っての2日間の縦走。途中疲労が出始めましたがみんなで励まし合い一歩一歩登って行きます。
    さっと昼食をとりいざゴールの二上山へ。最後の階段を頑張って登り雌岳に到着。山頂は人で賑わっていました。そのまま雄岳まで歩き山頂で記念撮影。


    雄岳に到着した時はほんとうに嬉しかったです。少し休憩したら屯鶴峯温泉を目指し下山です。気を引き締めて下山していきます。そして無事屯鶴峯温泉に到着。
    15kg以上あるザックを背負っての初めての縦走、途中辛い場面もありましたがやり遂げる事が出来て達成感で胸がいっぱいになり号泣でした。下山後のみんなで入る温泉は格別でした。講師の方々、スタッフのみなさん2日間ほんとうにありがとうございました。

    投稿:A班 U

  • 【初級登山学校】縦走登山(1日目)

    【初級登山学校】縦走登山(1日目)

    • 日時:2019年6月8日(土)
      生徒:8名
      講師、スタッフ:10名
      行程:金剛山登山口(10:00)-金剛山山頂(昼食)-水越峠-大和葛城山キャンプ場(16:20)

    いよいよ初級登山教室メイン山行の一つ、縦走山行です。ほとんどの生徒にとって15 kgを超えるザックを背負っての2日間の山行は初めての経験です。生憎の曇り空の中、金剛登山口から最初の目的地、金剛山山頂を目指し歩き始めます。

    山頂まであと少しのところで雨が降り出しました。手早く雨具を身に着けて歩き続け、ようやく山頂にたどり着きましたが、濃い霧に包まれて視界はゼロ。

    山頂近くの雨除け屋根の下で立ったまま昼食を取り、今夜の幕営地、大和葛城山に向けて再び歩き出します。幸い、歩き始めて30分ほどで雨は上がり、視界の開けた場所からは麓の街並みが見渡せます。

    一旦、水越峠まで降った後、大和葛城山山頂への登り坂が始まります。永遠に続くかと思われる長い階段を一歩一歩踏みしめながら、ゆっくりと登っていきます。大きなザックを背負った20名近いグループが珍しいのか、行き交うハイカーから時々、声をかけられます。金剛山山頂を出発して4時間、ようやく大和葛城山山頂に到着です。

    ここからが、本日のお楽しみ、夕食会の始まりです。苦労して担ぎ上げた食材で作った、しゃぶしゃぶ、餃子、酢豚、麻婆豆腐、スパゲッティ、等々、工夫を凝らした料理がテーブルいっぱいに並びます。

    食後は自己紹介の後、初級登山教室恒例、生徒一人一人のニックネームが決められました。明日に備え、夜10時頃就寝、爆睡です。

    ハードでしたが、楽しい一日でした。講師、スタッフの皆さん、ありがとうございました。

    《2日目に続く》

    投稿: A班  テツヤ

  • 【初級登山学校】 デイキャンプ(食糧計画・歩荷・読図)

    【初級登山学校】 デイキャンプ(食糧計画・歩荷・読図)

    日時 : 2019年5月19日(日)
    天候 : 晴れ
    生徒 : 6名
    講師・スタッフ : 11名
    行程 : 箕面駅前出発-竜安寺-箕面山頂-ようらく台園地(昼食)-谷道・
    尾根コースに分かれて下山-落合橋-竜安寺-箕面駅前解散

    今回は次週のテント泊に向け、宿泊を想定した重いザックを背負い、テント設営、
    食事の用意の練習をします。目的地に向かう途中で読図の練習もします。

    前回の実技『読図講習』を思い出し、地図とコンパスを見つめる目も、CLの話を聞き落すことのないよう聞く顔も、みんな真剣です。
    その後もかなりの急登がつづら折りのように続きます。

     

    三叉路では班ごとに全員で相談しながら、地図とコンパスを使い何度も行き先を確認します。
    コンパスの使い方も慣れたものです。


    目的地である『ようらく台園地』に到着後、早速テントの設営に入ります。
    テント設営場所、風向きなど、設営ポイントの説明を聞き、いよいよ自分達だけで設営開始。ポールを差し込み持ち上げ、フライをかけ、ペグで固定したら、アッという間に完成。自分たちの手でピンと張ったテントに大満足です。

     

    いよいよこの日一番の気がかりだった昼食の準備です。
    綿密に計画を進め、いざ完成! 1班は牛丼、2班はサバのトマトソース煮。
    他スタッフの料理も山の料理とは思えない位の完成度の高さです。
    またスタッフが用意してくれた冷たいフルーツポンチは、汗をかいた後には最高でした! ありがとうございます!


     

    帰りも読図をしながらゴールを目指し出発。尾根コース、谷コースの二手に分かれます。が、谷コースは昨年の台風の爪痕が残り、かなり荒れていて谷に向かう分岐を見つけるのに一苦労。

    そして竜安寺に到着。
    次のテント泊実技に向けてまた頑張りましょう!
    みんな お疲れ様!

    投稿 A班 TAKA

  • 残雪期鹿島槍ヶ岳 ならずも爺ヶ岳【 絶景!】

    残雪期鹿島槍ヶ岳 ならずも爺ヶ岳【 絶景!】

    平成最後のゴールデンウィーク前半。北アルプス北部、後立山連峰にある鹿島槍ヶ岳北峰を目指し雪山大好きメンバー1泊2日でテント担いで行ってきました♪ が!!

    日時: 4月28日(日)~29日(月) メンバー:C班ま(CL).B(SL)、A班た(SL).み、B班え  5名

    行程:4/27(土)23:00豊中出発(自家用車)

    4/28(日) 梓川SA仮眠・朝食~7:00扇沢駐車場(準備)、7:35柏原登山口~爺ヶ岳南尾根~14:30爺ヶ岳南峰下 幕営

    4/29(月) 5:15起床、朝食、準備、7:30出発~7:38爺ヶ岳南峰~8:46爺ヶ岳北峰~9:40中峰~10:00南峰~10:10テント撤収、10:50下山開始~14:00登山口、温泉、帰阪

    長野県側大町市からは真っ白な鹿島槍ヶ岳!テンションあがります!

    左が爺ヶ岳とはこの時はまだ気づいていませんでした(み)

    柏原新道登山口に近づくと、手前にある道路脇のいくつかある駐車スペースには既に車がいっぱいで、停められるのか心配でしたが、橋の近くの広い駐車場に運よく最後の1台分のスペースがあり停めることができました。GWですね!

    身支度整えて7:35出発♪ 登山口には警備の方がいらしたので挨拶し計画書を提出。

    冬道の南尾根分岐に向かいます。前日降った雪で登山口からうっすら雪が。

       

     

    柏原新道は冬は雪が深く使えません。手書きの看板も。

    遅めスタートだったからか踏み跡もありました。

     

    爺ヶ岳南尾根は樹林帯の急登、急登、ずっと急登〜!お天気も良いので暑いです。。

    途中八ヶ岳、南アルプス、富士山! 振り返ると北アルプス、小さく槍ヶ岳も見え、この日は珍しい気象現象 環水平アークとハロ(暈)♪ 長い時間みることができました(´ー`)

        

    急登を登っていくと、最初は白い頭のてっぺんしか見えていなかった跳び箱のような富士山が高度が上がるにつれ段々と姿を現し、富士山らしい形になっていきます。

    高いところまで登ってきたんだなぁ。。と実感しますが、樹林帯と変わらない景色、テント泊装備のザックの重さ、寝不足で疲れもあるのかなかなかペースがあがりません。。

    森林限界を越え爺ヶ岳南峰らしきピークが見えてくるとそこからは更に急登!雪はほどよく締まっていて歩きやすいのですが、時々踏み抜いてズボッ。

        

     

    南峰稜線までまだ遠く、鹿島槍も見えず、これ以上ペース上げられないので冷池山荘は諦め、南峰下のハイマツの影の風の影響を少しでも受けにくい場所で幕営する事に。先にテントを張られていた方から 南峰稜線上は風も強くテント張るには狭くて平らではないのでここの方がいいよと教えてくださり、雪の急斜面を平らに整地するお手伝いもしていただきました。

    ありがとうございます!

    テント設営の間に水作り。水は山荘で補給する予定だったので雪を溶かして食事の分と翌日の飲料水を作りましたが、雪山教室の生徒の時に1度作った以来でちょっと楽しい♪

    前日降ったばかりのきれいな雪が岩場の吹き溜まりたくさんたまっていたので少しは美味しい水になったようです。

         

    目の前に夕焼けに染まっていく劔岳、遠く光に照らされる槍ヶ岳を眺めながら至福のひととき

     

    テントの中で暖を取りながら夕食。ビール買えなかったけど担いできた数本で乾杯!

    高山病の症状がでていたたメンバーもいたので2日目は鹿島槍ヶ岳は登らずに爺ヶ岳北峰まで行く事にし、ゆっくり休みます。

    2日目もよい天気!荷物はテントにデポしたので前日と違い羽根が生えたように足取りも軽くサクサク登れます。爺ヶ岳南峰ピークに到着すると目の前には鹿島槍へ続く稜線が!

    劔岳、立山、針ノ木、北アルプス、妙高方面も 360°ぐるり絶景!!

      

    目的地だった鹿島槍ヶ岳へ少しでも近づきたくて爺ヶ岳北峰へ。

    どんどん近づいて大きく見えてく鹿島槍。トラバース道には雪はあまりなく、劔岳を横目に見ながらその下には山山山が折り重なった合間の沢がとても印象的で、

    後で調べたら黒部峡谷に繋がる棒小屋沢で、劔岳の劔沢から流れる水と棒小屋沢から流れる水が黒部峡谷下ノ廊下の十字峡に注がれ黒部川に交わっている沢でした。

    爺ヶ岳北峰からは鹿島槍に隠れていて見えなかった去年のGWに登った五竜岳の遠見尾根が見えてちょっと嬉しい(´ー`)

    せっかくなので爺ヶ岳最高峰の中峰2669Mにも登り、雲が下から上がってきたので急いで南峰から幕営地に戻りテント撤収。

    急登の下山もなかなかで、「なぜここは三大急登に入っていないのか??」「ここは一般道じゃないから。。」「。。。」など言いながら、登山口に戻る頃には前日あった雪も溶けていたので景色が違ってみえました。

         

    去年のGWに五竜岳から鹿島槍ヶ岳を眺め、「来年はあそこへ行こう!」と1年前から計画し、今年も鹿島槍は眺めるだけになりましたが、爺ヶ岳からの思いがけない絶景と展望に大満足!

    さあ次はどこへ行きましょうか(´ー`)

    楽しみですね

     【⠀報告:A班 み 】