カテゴリー: 初級登山学校

  • 2024年初級登山学校終了山行 北八ヶ岳

    今年の初級登山学校の集大成、終了山行は北八ヶ岳に決定となりました。7月に実施予定でした最終実技「涸沢テント泊」が悪天候で中止になりましたので、今回はみんなの強い願いが伝わり何とか出発できました。ですが、その思いと裏腹に現地に着くと天候が変わり、2泊3日の予定が1泊2日で撤退となりました。厳しい決断を迫られましたが、結果はよかったと思います。

    ■行程:2024/9/13(金)~2024/9/15(日)

    ・9月13日(金)21:00 マイカー、レンタカーと4台に分かれて生徒12名とスタッフ3名の15名で出発
    9月14日(土)仮眠後、白駒池駐車場を06:00発・・・茶臼山・・・縞枯山・・・雨池・・・麦草ヒュッテ・・・青苔荘テント場13:30着(宿泊)〈約11km〉
    9月15日(日)テント撤収後 青苔荘テント場09:00出発・・・白駒池駐車場(車に荷物搬入)・・・高見石小屋(行動食に名物揚げパン)・・・白駒池(白駒荘)・・・白駒池駐車場12:00着〈約4km〉

    今までは多くの先輩方のご指導の下の山行でしたが、今回は生徒自らが実施です。CLの指示のもと、各班に分かれて出発です。そして各班の後方にはスタッフの方々が着いて来てくださり安心です。
    1日目は、天気に恵まれ一日中晴天。はじめは緩やかな登山道で、森の苔やキノコ等に癒されます。もちろんこんな穏やかな道が続くこともなく、八ヶ岳らしく大きな岩で足元も悪くなり、寝不足の体に鞭を打ちます。そして、茶臼山展望台、縞枯山展望台では、八ヶ岳の景色が望め、感動でフィニッシュ。夜には、遅れて到着された校長先生も合流していただき、班ごとに食事を持ち寄り16名全員で食事(宴会?)をしました。明日のニュウ、そして天狗岳に思いを馳せて、就寝。
    2日目、夜中の豪雨で何度も目が覚め、今後も天気は回復傾向になく、本日の、ニュウ、西天狗岳、東天狗岳のアタックは断念となりました。みんなが楽しみにしていた高見石小屋の揚げパンのみで山行が終了となります。出発時テント場を出るときは晴れ間も見え、少し心残りでしたが、高見石小屋では雨に見舞われ、悪天候の中16名で天狗岳を登っている姿を想像しただけで、決断は正しかったと納得です。高見石小屋横の高見石に登り、ガスがかかった白駒池を望むことができ、本日も景色を望むことができました。
    駐車場に戻って、温泉へ。そこで解散式。「同期の仲間ができました。登山学校は終了しますが、これからも仲間と一緒にたくさんの山を登ってください」という校長先生の熱い言葉が胸にグッと染みました。
    その後、各車に分かれて大阪に向かって出発し、そして全員無事帰着しました。

    4月から始まった初級登山学校がこの山行で終了しました。同期の仲間ができ、そして校長先生をはじめ諸先輩方からの熱い熱いご指導のもとで、今まで味わうことがなかった体験ができました。生徒全員、豊中労山初級登山学校に入校して本当に良かったと思っています。仲間との出会い、座学&実技、山との向き合い方、そして豊中労山の発展など。これからは、私たちが豊中労山の一員として恩返しをしていかなくてはと、心に誓うのでした。本当に今までありがとうございました。

  • 2024年 初級登山学校実技第6回 岩登り

    2024年 初級登山学校実技第6回 岩登り

    日 程:2024年5月25(土)~26日(日)
    参加者:講師・スタッフ17名、初級生徒12名
    行 程:

    5月25日(土)
    14:45宝塚駅バス停集合→15:07バス乗車→15:20座頭谷下車→15:40蓬莱峡着
    16:00テント設営~17:00食事準備、食事、懇親会~21:00就寝

    5月26日(日)
    6:00起床→各自朝食後、行動準備→7:50集合
    8:00行動開始→緩斜面での登下降練習→パーティーに分かれて岩場での登攀及びトップロープでの登攀練習→15:00登攀終了・反省会→15:30片付け・パッキング
    16:00蓬莱峡発→JR生瀬駅17:00 解散

    前日より、テントと夜の親睦会のための大荷物を背負って蓬莱峡入り。

    事前の座学では、岩登りの基本や、ダブルエイトノット、クレイムハイストノット、ダブルフィッシャーマンズノットなどのロープ結びを教えていただき、室内クライミングでは、登り方を実地で学び、(電車移動中や昼休みにロープ結びの復習をし、)ついに迎えた、外岩登りの日。

    蓬莱峡の小屏風でフリークライミング、大屏風でアルパインクライミングに体験しました。(最初は外岩に挑戦する自信はなく、長らく参加自体を迷っていましたが、)岩登りを始めてみると、生徒同士で励まし合い、また講師の皆さんと先輩方がたえず丁寧に指導してくださるおかげで、1つ1つ達成しながら取り組むことができました。
    なかでも、小屏風で3コースとも登りきれた時は、嬉しくてうれしくて、ビレイして下さった先輩に抱きつき、同じ班の仲間と、しばし喜び合いました。

    自分1人ではやろうと思うことも無かった岩登りですが、1回目、2回目と少しずつ感覚の変化が感じられ、9割は怖いけど1割はすごく楽しい、不思議で忘れがたい体験になりました。

    そして、言葉を失い呆然と見上げてしまうほど高所の大屏風では、2人の大先輩がついて下さり、垂壁を一緒に登りながら、丁寧で的確な指導してくださいました。長いロープを身体に巻いて、急勾配の岩場を軽々登り降りする先輩方は、本当に格好よく憧れます。

    生徒のなかには、感極まり涙した人もいたようで、(そしてそれを見て感動して涙した人もいて、)それぞれの精一杯を尽くした1日になりました。それができたのは、講師の皆さん、先輩方のおかげに他なりません。本当にありがとうございました。

    3班 O

  • 2024年 初級登山学校実技第7回 テント泊縦走

    2024年 初級登山学校実技第7回 テント泊縦走

    2024年度実技の第7回目は赤坂山でのテント泊縦走です。

    【日程】2024年6月15日(土)~16日(日)
    【参加者】生徒16名 講師・スタッフ11名
    【行程】
     1日目:
      JR大阪駅6:20集合→6:39電車乗車→8:34マキノ駅→9:06高島市コミュニティバス乗車→ 9:27マキノ高原温泉さらさ着
      10:00 歩行開始→西山林道出合→12:15 寒風(昼食約30分)→粟柄越→15:45 赤坂山登山口、マキノ高原キャンプ場で幕営
     2日目:
      5:00 起床、朝食→7:00 出発→武奈の木平→粟柄越→9:40 赤坂山→三国山分岐→12:30 黒河峠(昼食約20分)→13:35 黒河峠林道入口、終礼後解散

    【6月15日】
    天気予報を見るたびに傘マークがついたり外れたりしていていましたが、いざ当日になってみるととても良いお天気。
    マキノ高原温泉さらさに到着後、準備体操をして歩行開始。
    すぐそこにキャンプ場があるのに、、と嘆きながらテント泊装備を担いで登ります。

    1日目は最初のスキー場が一番しんどいと聞いていましたがその通りでした。
    登り始めは体がまだ荷物の重さに慣れていないのでゆっくり歩きます。
    また、とても蒸し暑かったのでこまめに水分、塩分補給をします。
    樹林帯に入り標高を上げていくと気持ちの良い風も吹くようになり徐々に気温も下がって歩きやすくなりました。
    寒風で素晴らしい景色を眺めながらのんびり昼食をとりました。
    稜線に出ると爆風!風に向かって歩いたので体力を使いました。夏でここまで風が強いのは珍しいそうです。

    爆風ゾーンを抜けると粟柄越に到着。あとはキャンプ場に向かって下っていきます。
    下山時は余裕がでてきて下山後のお楽しみについて盛り上がったり、後ろの班を待っている間に歩行訓練の復習をしたり。
    キャンプ場に到着するとテント設営。
    テント設営中に楽しみにしていたビールサーバーの準備が整い、ビール片手に夕食の準備開始です。

    夕食中になんと虹が見えました。それも二重。みんな食事の手を止めて写真を撮ります。
    そのあとも宴会を楽しんでいましたが雨がパラパラと降ってきたのでお開きに。
    そのまま宴会を続ける人、テントでおしゃべりする人、就寝する人、とそれぞれの時間を過ごしました。

    【6月16日】
    明け方に雨が降っていましたが起床するころには晴れていました。
    身支度して朝食をとってテント撤収。テントは雨で濡れて重量を増していましたがこれもまた良い経験です。
    赤坂山の分岐までは昨日下山した道を登ります。
    登り始めは蒸し暑くて汗が吹き出しますが、前日同様登っていくうちに気温が下がっていきました。特に川沿いは涼しくて心地良いです。
    だんだんと霧が出てきて赤坂山に着いた頃には一面真っ白、、

    心の目で景色を見て班ごとに集合写真を撮って明王の禿へ。
    明王の禿についた時はまだ周りは白かったのですが、だんだんと霧が晴れてきて赤坂山が見えました!
    晴れているうちに急いで集合写真を撮ります。

    あとは黒河峠に向かって下山です。
    長い樹林帯で集中力が切れ気味になってしまうのですが、トラップのように木の根っこが盛り上がっていたり、頭がぶつかる位置に枝があったりと気を抜くわけにはいきません。
    途中で思わぬハプニングがありつつも無事に下山できました。
    予報通り終礼中に雨が降り出しました。行動中はお天気がもってくれてラッキーでした。

    体の不調により1日目で離脱となった生徒がいましたが、残りのメンバーは最後まで自分の荷物を背負って歩ききることができました。
    始めは2日間の歩荷に不安を感じていましたが、講師、スタッフの皆さんが万全のサポート体制を整えてくださっていたおかげてとても心強かったです。
    本当にありがとうございました!

    1班 M

  • 2024年 初級登山学校 屋内クライミング

    2024年 初級登山学校 屋内クライミング

    日程:5月16日

    行程: 十三OCS

    参加者: 生徒16名、スタッフ12名

    19:15にOCSで集合。

    屋内と屋外の2組に分けて交代で登る。

    屋内組は講師の指導を受けながら先ずトラバースの練習をしました。足を八の字にして、つま先をホールドに置く。片足しか載せられないホールドは左右の足を入れ替えて動く。上に登る場合、右手でホールドを取りに行く場合は、右足を先にあげてから取りに行く、左手でホールドを取りに行く場合は、左足を先に上げてから取りに行く。

    屋外組はロープを使って登りと降下の練習をしました。

    ハーネスを正しく装着してから、登る人とロープを確保するビレイヤーがペアでやります。足はどこに置くか、次にどのホールドを掴むかなど、スタッフの方に助言を受けながら、ゴールを目指します。上がるにつれて、腕も足もだんだん震えだして、なんとか一番上のホールドにタッチできました。わずかの時間でしたが、腕の筋肉が結構疲れました。

    クライミングに必要なロープワークの復習

    エイトノット、ダブルフィッシャーマンズノット、クレムハイストノットなどなど、名前を覚えるだけで一苦労。結び方も使い方もいろいろ、なかなか難しいですが、命にかかわるものなので、繰り返し練習して、しっかり覚えなければなりません。

    初めてのクライミング、貴重な体験でした。講師、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

  • 2024年 初級登山学校 実技第5回目「歩荷訓練」金剛山でテント泊▲

    2024年 初級登山学校 実技第5回目「歩荷訓練」金剛山でテント泊▲

    初めてのテント泊は大阪府最高地点がある金剛山です。

    【日程】2024年5月18日(土)~19日(日)
    【参加者】生徒15名 講師・スタッフ9名
    【1日目】南海河内長野駅からバスに乗り、文殊尾→頂上広場→ちはや園地キャンプ場→テント設営→パッキング、テーピング、ツエルト等講習→ピザ窯使用晩御飯→星空観察会
    【2日目】テントを撤収するあたりから雨が降り出し、予定だった久留野峠→千早峠→行者杉→タンポ山→西の行者→山の神→紀伊見荘へのルートは中止に。

    ★大きなザックを背負って移動。南海河内長野駅までの道のりが実は一番気を遣ったかもしれない。腰を痛めないようにザックを背負う、電車内では邪魔にならないようにするにはどうしたらよいのか。。。。。登り始める前に練習は始まっていたのです。

    ★山行開始。第1回で習った歩行訓練を思い出しながら歩きます。登りは歩幅、お尻、股関節を意識です。
    急登でザックの重みと戦う中、金剛山の希少な植物達が目を楽しませてくれました。
    ユキザサ、ヤマブキソウ、ヤブデマリ、キランソウ、ミヤコアオイ、(たぶん)
    本当はもっと写真を撮りたかったけれども、ザックの重みでバランスをくずしてしまう。
    クリンソウはあとから撮影したらよいや~と思ったら後がなかったので残念でした。

    ★頂上広場ではお昼ごはん♪「あまおうソフトクリーム」食べている人も。

    ★ちはや園地に到着したら、まずはテントの設営。
    共同、個人テント、ツェルトを持ってきている人もいます。
    前回のテント設営練習のおかげで、なんとか設営完了。本日の我が家です。

    ★パッキング、ツェルト、テーピング講習もします。
    もしものことが起きた時にしっかり対応出来るように真剣に
    取り組んでいます。
    パッキングのコツを掴んでかっこよく背負いたい!

    ★お待ちかねの夕飯はピザ窯でピザを焼く!!
    卒業生スタッフのみなさんのおかげで、美味しいピザを食べる事ができました。
    重たい思いをして、ワイン、日本酒、梅酒、ウィスキー、ブルーチーズなどなどを持参。
    明るいうちからワイワイ楽しみました。

    ★ピザを堪能した後は、春の星空観察☆彡ミュージアムスタッフさん、ボランティアさんのおかげで、
    月のクレーターを見たり、アークトゥルス、スピカなどを観察。座学もありました。

    ★1日目はこれで終了。
    それぞれもう一度飲みなおしたり
    すぐに眠りにつく人も。

    ★2日目はテントを撤収し始めて雨がポツポツ。
    急遽ルートを変更して下山です。
    エスケープルートを考えておく大切さを知りました。

    スタッフの皆様には大変お世話になりました。
    ご指導いただき、見守っていただき、質問に答えていただいたり、荷物を持ってくれたり、ピザを焼いたり、写真撮影などなどありがとうございました。

    2班 E

  • 2024年 初級登山学校 実技第3回「ディキャンプ」

    2024年 初級登山学校 実技第3回「ディキャンプ」

    2024年度3回目の実技は「ディキャンプ」を実施しました。

    日程:5月12日(日)

    参加者: 初級生徒14名 スタッフ12名

    行程:阪急箕面駅集合9:00→瀧安寺広場(ガイダンス・体操)→五月山分岐→10:40ようらく台園地(テント設営撤収)(山めし作り・食事)(セルフレスキュー指導)14:00→三国峠14:30→滝道→15:30瀧安寺広場(終礼)→阪急箕面駅解散15:50

    まずは、箕面駅に集合!事前に、装備重量を少なくとも1人12kg 程度は確保するよう指示があり、皆みな50〜70L程度のザックを背負って登場。

    皆揃ったら竜安寺で挨拶や体操をすませ、いよいよ「ようらく台園地」に向かって入山!

    慣れない装備重量で、いつもより息があがりやすくなっていることに気づきつつ、談笑を楽しむ先輩方の余裕にあこがれつつ、景色や草花を楽しむ同期に逞しさを感じつつ、歩行訓練で教えてもらった歩きかたを意識しながら、黙々と1.5−2時間のぼると「ようらく台園地」に到着。

    到着後は「テント設営」へ!

    (わたしは人生初のテント設営でしたが、班の皆は経験者で、)協力しながら効率的に設営ができ、魔法のような速さで完了。設置後に、講師の皆さんがチェックして下さり、見落としポイントやコツなど、丁寧に教えていただきました。

    試しに皆でテントのなかに入ってみると「もう立ちたくない」と思ってしまう快適さ。テント泊のイメージもでき、良い予行練習になりました。

    つぎは、「山ご飯づくり」へ! 

    今回はゲーム感覚で楽しめる共通ルール(乾燥野菜を使用する等)が有り、各班でそれぞれ3品以上調理することに。完成品の映え写真をアップし、投票制で順位も決まるということで、班ごとに事前に周到に用意してきた様子(3班もzoomで作戦会議しました)。

    出来るまでは、少し不安もあったのですが、蓋をあけてみるとすばらしいチームワークで美味しいご飯を完成させることが出来き、とってもたのしい時間でした。

    美味しく食事をいただいた後は、「セルフレスキュー指導」の時間。

    ストック、ザック、人力…など山中にあるもので、簡易松葉杖を作る方法や、怪我人を運ぶためにはどのようにすれば良いかの方法等をご教示いただきました。救出の実施体験をしてみると、実際かなりの体力を要することに気づき、もしもの時の心構えのようなものも育まれました。

    その後、皆で記念撮影をし、すみやかに下山へ。

    当初、雨天を心配しましたが、日中は歩行向きの恵まれた天候のもとで、テント設営撤収・山ごはんづくり・セルフレスキュー訓練など、皆で存分に学び、楽しみました。スタッフの皆さま、感謝申し上げます。ありがとうございました。

    3班 O

  • 2024年 初級登山学校 実技第2回 地図と磁石で読図登山

    2024年 初級登山学校 実技第2回 地図と磁石で読図登山

    日程:4月14日
    行程:豊中事務所〜箕面
    参加者:生徒13名、スタッフ9名

    午前中は豊中事務所にて、地図上の谷や尾根に色分けして線を引いたり、磁石をおいてみたりして、前日の座学の復習を行いました。

    さらに、午後の実地で使う地図にある道路や建物が目印にできそうなのかどうかを確認しました。また地図上にあっても実際には無くなっている場合も想定します。

    昼食後に阪急箕面駅へ移動し、地図を片手に磁石は首から下げるなどして、いつでも読図できるような体勢を整えたら、いよいよ実際に歩き始めます。
    まずは整地をして自分が地図上のどこにいるのかを確認します。次にひとつ目の行き先を決め、現在地からそれがどちらの方向なのか、地図に磁石をあてます。
    そして、生徒同士でその角度は何度ぐらいになっているかを確認し合いました。

    座学で磁石を触っていたときとは異なり、外に出ると周りの景色に気を取られるせいなのか、少し勝手が違うように感じられました。
    磁石を傾けないようにして持つ工夫や、磁石が狂わないように電子機器とは離して持つ必要があります。

    分かれ道では道標が建てられていますが、地図上ではどうなっていたかのを確認します。

    広く見渡せる場所では目の前の谷や尾根が地図上のどこに当たるのか、だいたいの位置を見て確認することができました。

    また高いところに立ち、磁石によって目標の山の正しい方角を割り出し、それを地図上で確認をして、山の名称を導くという山座同定も行いました。

    座学と実技を通して、磁石と山の地図に親しむことができ、楽しく読図できました。
    山だけでなく公園やよく知っている地域などで行うのも、良い練習になりそうです。

    スタッフの皆さま、ありがとうございました。

    2班 生徒K

  • 2024年 初級登山学校 実技第1回 歩行訓練

    2024年 初級登山学校 実技第1回 歩行訓練

    2024年度初級登山学校が開始しました!
    実技第1回目は『歩行訓練』で宝塚市の蓬莱峡へ。
    まずは、文字通り「歩行訓練」。山の歩き方を指導いただきました。

    日程:4月7日(日) 
    行程:蓬莱峡~(歩行訓練)~ナガモッコク尾根~岩原山~東縦走路~塩尾寺~(縄跳び)~宝塚
    参加者: 初級生徒16名 スタッフ10名

    進みたい方向につま先と膝を向ける・股関節の意識・足を上げる・お尻で歩く・・・など。
    日常(登山中も)いかに歩くことを「意識」していないか、「意識する」こと、
    「意識した」とて身体がついて行かないことの難しさを痛感しました。

    その後は、ついに岩原山を目指して、2024年メンバーでの初登山開始。
    幾度かの渡渉を繰り返すなかで、2023年度卒業生とわが1班の一部メンバーは、後続の足場確認のための犠牲となりました。
    (おかげでわたしは濡れずに済みました。犠牲になってくれた皆さま、ありがとうございました!)

    小休憩を挟んで、お待ちかね?の、藪漕ぎ。登山経験のあるメンバーも真っ青。
    落とし物は、大切な持ち物だけではなく、テンションをも落とすことを学びました。

    その後も、石を落とさないように慎重に歩いたり、おしゃべりに夢中で分岐を見過ごしたり、休憩でおいしいおやつ(カロリー補給)を頂くなど、登山をする上で大切なことを学びながら岩原山に到着!

    記念写真を撮った後は、山行後の楽しみに向けて下山。歩き方のコツを思い出しながら、歩き方に意識を集中させて歩きました。
    これで下山後の楽しみにありつける…と思ったら、甘くなかった。
    下山後、12分間の縄跳びトレーニング。小学校以来の縄跳びに大人は苦戦。

    スタッフの皆さま、ありがとうございました。

    当日は、縄跳びマットを購入しようと意気込みましたが、未だ購入できていません。
    初級登山学校初回の実技では、自身の山行では経験出来ない、非常に貴重な体験(冒険)をさせて頂きました。

    1班 Y

  • マキノ高原 赤坂山

    マキノ高原 赤坂山

    6月17日

    JR大阪駅中央口改札付近集合~JR京都線快速~(京都駅で湖西線乗換え)~マキノ駅着~高島市コミュニティバス~マキノ高原温泉さらさ着 歩行開始~西山林道出合~寒風~粟柄越~武奈の木平~赤坂山登山口  マキノ高原キャンプ場チェックインして幕営

    6月18日

    起床、朝食後出発~武奈の木平~粟柄越~赤坂山~三国山分岐~黒河峠~黒河峠林道入口~白谷温泉~マキノ高原温泉さらさ~入浴後マキノ駅から帰阪

    6月17日 梅雨の中休み 初夏快晴。「暑い」の

    口癖を連発しながら湿度高くムシムシする中、

    マキノ高原赤坂山に登りました。

    無事全員初日の歩行メニュークリアです。

    いよいよ宴会タイムです。

    なぜかキャンプ場にビールサーバーが!

    テンション最高潮!

    日が暮れる前なのに全員ほろ酔いです。

                                  乾杯!

    この後、盛大な宴会になりました。

    18日 2日目も快晴。

    うだるような暑さの中、

    赤坂山に向けて出発です。

    暑かったですが、楽しい山行でした。心地よい汗を流せました。

    全員赤坂山に登頂!記念撮影。

    この後、無事全員下山し温泉につかり帰阪しました。

  • 2023年初級登山学校 修了山行その1/北アルプス(立山)

    2023年初級登山学校 修了山行その1/北アルプス(立山)

    4月に開校、座学、歩行訓練に始まり、テント泊縦走を最終目的とした初級登山学校ですが、ついに修了山行となりました。

    日本三名山(日本三霊山)に数えられる立山です。

    行程:2023/9/15(金)-9/18(月)
    ・9/15(金) 21:30大阪梅田に集合して22:00バスにて出発
    ・9/16(土)室堂8:00着/8:20発→9:15雷鳥沢キャンプ場(幕営)/10:15出発→11:20室堂乗越→

          13:15奥大日岳/13:45出発(昼食)→14:50室堂乗越→15:45雷鳥沢キャンプ場
    ・9/17(日)雷鳥沢キャンプ場6:30→別山乗越8:40(剱御前小屋)→別山北峰10:00→真砂岳11:00→

          富士の折立12:10/12:45出発(昼食)
      

    参加者:講師5名、生徒6名、その他3名

    ◇1日目〜奥大日岳

    室堂に到着。普段はケーブルカーと登山バスを乗り継ぎますが今回は室堂まで直行♩

    室堂は観光地ということもあり、登山者以外の方もたくさんいました。

    テントを背負い重たい荷物で雷鳥沢のキャンプ場まで。あいにくの天気でガスガスです。

    雷鳥沢キャンプ場は平らで広く非常に快適。幕営後、奥大日岳に向けて出発します。

    初級登山学校の生徒には、寝不足での登山に不慣れな生徒もいて、息が上がります。

    ただ、雄大な自然を感じることができ、いつのまにか皆笑顔になります。

    ◇2日目 立山(別山~大汝山~雄山)

    二日目はアタックザックで早朝に出発。天気も良くテンションも上がります。

    皆しっかり寝たのか、前日とは違い足取り軽く出発します。

    別山から望む剱岳はまさに荘厳。「岩と雪の殿堂」と呼ばれる剱岳。

    一般登山道最難関と呼ばれる山です。皆いつかは・・・と考えていたと思います。

    とにかく晴れて絶景の稜線からの景色。雷鳥沢キャンプ場も小さく見えます。

    大汝山から雄山に向けて歩いていると急激に人が増えます。

    雄山の山頂は人・人・人(笑) 少し驚きの光景でした。

    その後、一ノ越山荘まで降り、テント場までの道のりを歩きます。

    副校長のお二人は宴会に向けてダッシュ🏃 早い早い(笑)

    ついて行くのに必死でした。

    ◇3日目

    3日目はいくつかの班に分かれて行動します。

    立山三山制覇を目指して浄土山に登る人、立山黒部アルペンルートのその先、黒部ダムを目指す人🚌、

    みくりが池で雄大な自然を感じながら乾杯する人🍻

    私は、トロリーバスに乗ったことがなかったので、室堂から先に向かいました。

    現在、唯一のトロリーバスです。また、2025年いは廃止(EV化)が決まってます。

    また、大観望からの後立山連峰も絶景です。

    全員が集合し、大阪へ向け出発します。

    4月から始まった初級登山学校ですが、翌週の甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳が最後となります。

    今後の山人生において非常に貴重な「仲間」が出来たと思います。

    また、初級登山学校を通じて、豊中勤労者山岳会の先輩方とも広く関わることが出来ました。

    豊中労山を通じて、今後一人では決して経験できないようなことも、多く体験できると思います。

    次は、雪山でしょうか⛄

    投稿:生徒 N