カテゴリー: 初級登山学校

  • 2022年初級登山学校 実技第8回 沢登り

    2022年初級登山学校 実技第8回 沢登り

    日程:2022年7月2日(土)快晴~3日(日)大雨

    参加者:講師・スタッフ18名、生徒17名

    行程:(1日目)笠形登山駐車場→笠形神社神宮→笠形山神社→笠ノ丸→笠形山→笠ノ丸→笠形山登山駐車場→せせらぎの湯→ネイチャーパークかさがた→夕食

       (2日目)三谷渓谷遡行→14:00千ヶ峰登山口P→(滝野温泉ぽかぽか)入浴→解散

    2週間後に北アルプス行きを控え最後の実技の講習になりました。2日目の沢登りがメインですが移動、夜のコテージでの交流会を兼ねて今日は笠形山に登ります。1週間前の天気予報から土曜日が🌞で日曜日は曇り🌥のち☔の予報…沢に入るんだから反対ならいいのに!でもどうせ濡れるからいいかぁと軽ーく考えていました。ともかく土曜日は快晴の中それぞれ車で登山口集合。集合で今日の行程を聞いた後「暑いなぁ…」と汗をかきながら出発しました。

    リーダーは各班ごと交代で歩きます。歩く速度、休憩のタイミング、ポイントを考えて歩きます。

    笠形神社の杉は姫路城のご神木

    夫婦杉の前にはお賽銭筒があり、

    願い事は”恋愛成就” ”結婚祈願” ”夫婦円満” ”子宝祈願”

    みんなの願いを込めて!!

    出発してすぐに神社に到着。神社には兵庫県指定史跡名勝天然記念物の大杉がありました。この神社の杉は姫路城のご神木でもあります。神社を少し見学し山を目指します。神社を出発してドンドン登っていきます。今日のリュックは軽い!軽い! 足取りも軽い!!途中歩くスピードや休憩のタイミング時間の取り方などのアドバイスをいただきながらも、早々と山頂到着! ランチタイム♪

    さぁ下山して温泉♨ビール🍺だ!と下山を始めた途端に「??」足が止まったぞ…  メンバーの一人が足つってしまった。

    そこでなんとこのハプニングの為に空身で登っていた? 会長さんの出番! リュックを代わりに持ってくださり 無事に下山。しかしながら下山中の気の緩みは禁物!と身を引き締めた一コマでもありました。

    大丈夫かぁ?→任せとけ!

    労山の先輩方々は本当に頼りになります!!アットホームな豊中労山の一面でした。

    下山後はかさがた温泉”せせらぎの湯”へ移動しすっきり汗を流し今夜の宿ネイチャーパーク笠形へ 今夜の夕食は初級生徒はBBQです!初級学校も8回目を迎えすっかり気心が知れた中になっている生徒たちで、夕食の準備も「ワイワイ‼ガヤガヤ‼」生ビールを飲みながら準備が進みました。明日に備えてBBQのお肉もたっぷり!講師の方々からは持ち寄り1品の差し入れも戴き、飲んで食べてまた飲んで サプライズもあり一段と絆が強まった一夜となりました。 

    BBQはもちろん盛り上がり! お腹いっぱい食事が終わり辺りが暗くなった頃すぐ近くの川へと蛍を見に少し散歩した後 明日の沢を楽しみに眠りにつきました。

    ところが朝起きると・・・ 「えっ!やっぱり雨??」 その雨も朝食を済ませ片付けが進むにつれ雨足が強まり、雨具をつけて とりあえず現地へと向かいました。現地でも濡れても沢歩きはあると信じて各自準備中、しかし「とりあえず集合~!」と声を掛けられ集まると「残念ながら 中止・・・」の宣告が… 川の様子を見にいってくださった スタッフの判断です。 諦めきれずに生徒たちも川を見に行くと そこは「今まで見たことない」と言われるほどの川の様子… 茶色く濁った水がゴーゴーと流れていました。この日のために朝から合流してくださった講師の方々にも本当に申し訳なく、感謝しても感謝しても足りないくらいです。本当に残念でしたがここで解散となりました。 この沢歩きの講習は8月にリベンジで行うこととなりました。

    初級学校の生徒は名残惜しんで帰りに猪名川へより、多田銀山の見学へ行きました。まるで大人の遠足のような二日間で、沢歩きは中止になってしまいましたが今回の遠征で、今までの班ごとの行動とは違い、班の垣根を越えての交流が深まり ますます気持ちが一つになったが生徒たちです。2022年の初級学校・生徒会長の名言 ”雨降って地固まる!!” でした。今回は私たち初級学校の生徒の指導のためにわざわざ遠方まで来てくださったスタッフ・講師の方々に感謝しても足りないくらいです。 学校プログラムだけでなく、キャンプあり、BBQありとメンバーが交流できるプログラムを組み込んでくださっていることが生徒の絆を深めているものだと本当に実感しました。 こんな素敵な体験ができる初級学校にぜひ皆さんも参加ください。2週間後には集大成の北穂高行きを控えてますます気持ちを一つにしていきます。

    (投稿 生徒 MA)

  • 2022年初級登山学校 実技第7回 赤坂山縦走

    2022年初級登山学校 実技第7回 赤坂山縦走

    日程:2022年6月18日(土)~19日(日)

    天気:両日とも曇り空

    参加者:講師・スタッフ8名、生徒16名

    行程:(1日目)マキノ高原キャンプ場→寒風山→栗柄越→赤坂山登山口→マキノ高原キャンプ場にてテント泊

    (2日目)マキノ高原キャンプ場→赤坂山登山口→栗柄越→赤坂山→明王ノ禿→赤坂山→赤坂山登山口→マキノ高原キャンプ場→解散

    初級登山学校山行も残り3回。修了山行まで最後の歩荷訓練です。一日目、キャンプ場へ到着し行程を確認。読図は体力!地道に行うことが最短の習得法。まずはこれまでの座学と実技を復習します。また、長い山行、仲間の顔色を見て体調を確認し合うようアドバイスをいただきました。

    テント泊装備を背負っての縦走。不安と期待でいざ出発です!

    汗をかきかき上りが続きます。あ、視界が開けた!と思ったらなんと霧!雲の中!数メートル先が見えません!そして風が強い!寒風山から栗柄越まではずっと霧の中。寒風山を体感しました。 汗で体が冷えないように、素早くウインドブレーカーを着用です。汗冷えは山登りの大敵。ここでも座学で学んだことを生かします。

    栗柄越からキャンプ場まではずっと膝に負担のかかる下り。ストックを使用した下り方、装備の着用に関しての指導を受けつつ、下山です。

    キャンプ場到着後は、協力してテントを設営し食事の準備。テント泊も3回目とあって各自、役割を把握し行動。スムーズです!

    そして夜はみんなで集まって恒例のお話タイム。初級登山学校生徒会長も決まり、さらに絆が深まりました。

    二日目。今日もスッキリとした天気ではありません。でもみんなの顔はなんだか笑顔。さっ!今日も頑張ります!2日目の山行は、栗柄越までは前日と反対ルートを歩きます。そして赤坂山、明王ノ禿で折り返し下山です。

    行きの景色は昨日と同様、霧の中。しかし!下山ではみんなの願いが通じたのか視界が開けました!霧の向こうはこんな景色だったのかと感動。稜線を歩き、琵琶湖を一望。晴れた日にまたみんなで来ることを約束しました。

    無事に下山です。最後の反省会では、休憩のタイミングや歩く早さ、全体を見る力がついてきた、今後も気を引き締めての山行を、と貴重なお言葉をいただきました。

    初級登山学校の実技もあと2回。こうしてみんなで山行できる幸せを感じ、感謝を忘れず。最後まで安全に、楽しく、まじめに!生徒一同まだまだ走り続けます!  生徒M

  • 2022年初級登山学校 実技第6回 蓬莱峡岩登り

    2022年初級登山学校 実技第6回 蓬莱峡岩登り

    日程:2022年5月28日(土)~29日(日) 両日とも快晴
    場所:蓬莱峡
    参加者:講師・スタッフ 7名、生徒17名(うち29日から参加3名)、C班の皆さん 22名
    行程:(1日目)宝塚駅バス停14:45→15:07バス乗車→15:20座頭谷下車→15:40蓬莱峡テント設営16:00~食事準備17:00~21:00就寝
    (2日目)6:00起床→8:00行動開始→緩斜面での登下降練習→パーティーに分かれて岩場での登攀及びトップロープでの登攀練習(大屏風・小屏風)→登攀終了・反省会15:00→片付け・パッキング15:30→蓬莱峡発16:00→JR生瀬駅17:00 解散

    5月19日のOCSでの事前練習を経て、いよいよ本格的な岩登り実技の日がやってきました。前泊して翌日の本番に備えます。1日目はテント設営とキャンプのみということで、夜の宴の準備をして、皆重い荷物を背負って宝塚駅バス停に集合しました。

    蓬莱峡に到着後、各自テント設営。ようらく台園地でのデイキャンプ、金剛山に続き3回目ともあって、慣れた手つきで色とりどりのテントが設営されていきます。

    そしてお待ちかねの今夜のメニューは以下のとおり。
    1班:チャーハン、餃子、シュウマイ、揚げとなすの煮物、きゅうりとわかめの酢の物
    2班:ほうとう鍋
    3班:ラタトゥユ、蒸し鶏のマリネ、なすの揚げびたし、酢の物、煮卵

    講師やスタッフの皆様にも入っていただき、楽しい夕食タイムになりました。

    辺りも暗くなってきた頃には、小前校長の『スナックたまちゃん』が開店。お酒を飲みながら、皆様の労山に入会したきっかけや山に対する思い、プライベートなエピソードを聞いたりして、お互いの距離が縮まるような楽しい夜になりました。

    翌朝は6:00起床。スタッフの皆様が朝食前にロープ張りの準備をしてくださり、生徒たちは緊張の面持ちで朝食づくり。緊張して眠れなかったり、朝食が喉を通らなかったりした人もいたのではないでしょうか。

    いよいよ8:00から傾斜面での登下降練習開始。まずはフィックスロープに座学で習ったクレムハイストを使って自己確保します。結び目を引き上げながら斜面を登り、登り切ったら上での移動はカラビナスルーを教えていただきました。そのあとはもう一本のロープを使って降りました。屋内クライミングでの事前練習の成果か、傾斜が緩やかだったこともあり比較的スムーズに上り下りできました。

    指導をしてくださるC班の皆様が集合され、10:00頃からいよいよパーティーに分かれて大屏風・小屏風での岩登り実技が始まりました。一同緊張の面持ちで説明を聞きます。

    生徒1人に対し2人のスタッフさん・C班の先輩がついてくださり、丁寧にサポートしていただけます。不安な気持ちを胸に準備をして、私は先に大屏風に挑戦です。下から見上げると、とても登れる気がしない…足を掛けたり、手で掴んだりできそうな突起も極端に少ないように見えます。

    まずはリードクライマーが岩壁に打ち込まれている支点にヌンチャク(=クイックドロー)でロープをかけながら進んでくださいます。するすると登って行かれる姿を下から眺めながら感心するばかり。下にスタンバイされたビレイヤーはクライマーに合わせてロープを出したり引いたりして最適な状況を保たれます。私達生徒は、上にセットしていただいたロープで引いていただきながらトップロープクライミングのスタイルで登っていきます。

    「○○緑登ります」と下から声を掛けながらいよいよ登っていきます。次にどう進んだらよいか判らず途中で止まってしまったり、小さな突起に足を掛けたら体重を支え切れず、数メートル落ちてしまうこともありました。下を見ると恐怖心でくじけそうになりましたが、ロープを引いてC班の先輩方が「ナイス、ナイス!ガンバ!」と声を掛けながら、後ろからどう進めばよいかアドバイスいただけたことは本当に心の支えになりました。頂上に近づくほどその高さに恐怖でおののきなら、なんとか大屏風を登り切った時の達成感は格別のものでした。

    各自軽くお昼を取り、後半はチームが入れ替わり、小屏風に挑戦です。
    こちらは室内練習よりは難しいものの、OCSで教えてもらったことを思い出しながら3本のトップロープに従って、各自登っていきます。大屏風で度胸がついたせいか、少し楽しみながら登ることが出来ました。ここでも炎天下の中、下からロープを持ちながら、スタッフの皆様が丁寧なアドバイスや励ましの声を掛けてくださいました。

    例年より倍ほど多い17名の生徒が安全に楽しく1日を終えられたのは、ひとえにサポートいただいた講師スタッフの皆様、C班の先輩方のお陰です。私自身は滅多にない貴重な体験をさせていただいたと思いましたが、ここから岩登りの楽しさに目覚める生徒もいるかもしれません。

    一大イベントを終え、ホッと胸をなでおろした生徒一同でした。

    (投稿 生徒 MS)

  • 2022年初級登山学校 クリーンハイキング

    2022年初級登山学校 クリーンハイキング

    日程:2022年6月5日(日)曇り

    場 所:箕面国定公園
    参加者:豊中労山会員88名、子供8名、計96名、このうち2022年初級登山学校メンバー17名中16名参加
    行 程:9時に瀧安寺前に集合、全体集会、準備体操後に以下のコースに分かれて出発
        ・風呂ヶ谷コース (2022初級登山学校生徒5名含む)
        ・地獄谷コース (2022初級登山学校生徒10名含む)
        ・才が原林道コース (2022初級登山学校生徒1名含む)
        ・滝道コース
        清掃登山の後、ゴミ分別と計量
        箕面ビジターセンターで昼食、報告会して13時解散
        その後A班60名は、2022年新入会員の歓迎イベントと班会を開催

    【報告】コロナ禍で3年ぶりの開催となりました。清掃登山にはうってつけの曇り空の下、クリーンハイキングに汗を流しました。「箕面の山パトロール隊」等が日頃から清掃して下さっているお陰と思いますが、ゴミは思った以上に少なく合計 14.3Kgでした。

    (1)瀧安寺前に96名集合、9時から全体集会。全国一斉クリーンハイキングが歴史のある活動だとわかりました。

    (2)初級登山学校校長の指導による準備体操で気合いを入れます。

    (3)意気揚々と金挟みやトングを片手に4コース、6班に分かれて出発

    (4)ハイキング道ならず河原でもゴミを探します

    (5)①空き缶 ②ビン ③ペットボトル、燃えるゴミ ④粗大ゴミ の4種類に分別して計量。初級登山学校の生徒と自然保護部員が協力します。

    (6)箕面ビジターセンターで昼食。
      12時40分から報告会、自然保護部長から計量結果の報告。
      ・ゴミは思った以上に少なく合計 14.3Kgでした。

    【感想】
    先代の方々が残してくださった豊かな自然を次世代に引き継ぐことが出来るようにと祈る気持ちでわずかなゴミを拾うことしか及びませんでしたがSDGsを考えさせられた貴重な一日でした。そしてこのクリーンハイキングに参加してくれていた子供たちが、未来に思いをつなげていってくれることを期待し願いました。【投稿:2022年初級登山学校 生徒 C.N】

  • 2022年初級登山学校 実技第5回 金剛山テント泊

    2022年初級登山学校 実技第5回 金剛山テント泊

    日程:2022年5月21日(土) ~22日(日)曇り~快晴

    参加者:講師・スタッフ10名 生徒17名

    行程:(1日目)南海河内長野駅9:30→ちはや園地12:00テント設営、講習会 、キャンプファイヤー

       (2日目)8:00行動開始→金剛山山頂→水越峠→12:00大和葛城山山頂→14:00バス停

    
    
    今回は初めてのテント泊と、衣食住すべてを背負っての歩荷訓練。
    先日のデイキャンプでの雨天とはうって変わって、くもり~晴れの予想に胸をなでおろします。
    集合場所のバス停では大型ザックの山。二手にわかれていざ出発です。
    バスを降りると準備体操をして、テントサイトちはや園地へ。
    
    舗装された歩きやすい道にもかかわらず、重い・・・背後のザックも足取りも重い。
    これで大和葛城山って大丈夫?と一抹の不安がよぎります。 
    ゆっくりペースで休憩をはさみつつなんとか現地に到着し、
    班ごとに分かれてテントの設営にかかります。
    慣れた人もいれば初めての新居(テント)に四苦八苦する人もいて、皆で力をあわせて設営完了。
    その後は実技を取り入れた3講座。
    ①テーピング。講師の方は美しく皺のないテーピングを難なく完成させているにも関わらず、
    いざ自分たちでやってみると、難しい!しわになる!順番間違えてない?など喧々諤々。
    ②パッキング。前日から難儀していた課題なだけに、かぶりつきで聞き入ります。
    柔らかいものと硬いもの、重いものと軽いもの、すぐに取り出せる必要があるものなど
    順番に的確に詰めていくと・・・見事に綺麗に収まってしまいます。
    ザックを担がせていただくとバランスよく無理なく歩けるこの感じ。自分のザックとは雲泥の差。
    脱帽です。
    ③ロープワーク。個人的には苦手で、丁寧に教えて頂いたにも関わらず何か別物になってしまう。
    岩場訓練までに自主練をしなければ。

    その後は、お待ちかね。ピザ窯を使っての夕食タイムです。
    各班工夫を凝らしたオリジナルピザを、支えて頂いたスタッフ、講師の方々とともにいただきます。
    そしてこの日のクライマックスは、全員で焚火を囲んでのキャンプファイヤー!
    歌あり、ゲームありの盛りだくさんの内容で、
    スタッフの方々、生徒みんなで心底童心に帰り楽しませていただきました。
    
    金剛山の朝。それは鳥の囀りの強制目覚ましによる起床に始まりました。
    本日は快晴で歩荷訓練には最良の天気です。
    朝食を済ませた後、テントを撤収し、大和葛城山に向かいます。
    今回は初めて、各班ごとに順番にリーダーを立てて先陣をつとめます。
    YAMAPを片手にルートを確認しつつ進んでいると問題発生。
    大和葛城山までの登山ルートは複数ある上、YAMAPに載ってない道もあり混乱がおこります。
    今まで後ろをついていくばかりで、登山道から外れたことすら気付かなかったことに愕然としつつ、
    皆で読図で教えて頂いた知識を思い起こし何とか正規ルートに戻ります。

    
    しかし、慣れない重さのザックに苦戦し、下りでは足に負担がかかり、
    登りでは思うように足があがらない。
    それでも気分不良者が出れば、荷物を分け合って助け合い、きつい登りに励ましあって
    声を出した経験は、これからの糧となると思います。
    それを乗り越えて山頂で見た絶景は忘れられません。
    体力不足や技術の乏しさを痛感した2日間でしたが大変有意義な山行であったと思います。
    このような体験ができたのは、ひとえにスタッフの方々のご助力によるものです。
    生徒一同心より感謝いたします。
    ありがとうございました。
    
    
    (投稿 生徒 S・K)
    
    
    
    
    
  • 2022年初級登山学校実技【室内クライミング】

    2022年初級登山学校実技【室内クライミング】

    日時:2022年5月19日(木)19:15~21:30
    場所:OCSシティロックジム大阪店
    生徒:17名
    講師:6名 校長 副校長

    翌週に控えた蓬莱峡での岩登りに備えて、クライミングの練習に来ました。
    この迫力すごい! 到着するなり圧倒されます。
    ほとんどの生徒が初体験とのことで、ワクワクと緊張が入り混じります。
    まず準備体操をして室内でクライミングにおける注意事項を学びました。
    他の人がしている場合、その下には絶対立ち入らないこと、落ちてしまった時に
    少しでも怪我のリスクが減るように受け身の取り方などです。

    まず室内のクライミングから。
    講師の方から重心移動のコツ、手足の運び方を教えていただき
    順番にチャレンジ。 カニ歩きのように横に移動していきます。
    なかなか腕にきます。上手な体重移動と足の運び方で腕を温存しながら進みます。

    基本的な動きを体験後、屋外のクライミングに挑戦!
    スケール半端ないです。半分でも登れるんだろうか・・・。

    屋外ではトップロープクライミング。講師のビレーヤーの方々にロープを下で支えていただきながら
    手足の運び方もお声がけ頂いて登っていきます。 左右のコースがあり、右側は真ん中あたりで出っ張りがあるため
    難易度が高くなっています。 途中でどうにもこうにも動けなくなり『テンション』と言うと、ビレーヤーの方が
    少しずつ降ろしてくれます。 そこではじめて下を見て、高さに驚き足がすくむ思いです。

    最後に校長が登ってくれました。
    なんと優雅に軽やかに難易度の高い右側を登っていかれ、皆で拍手喝采です。
    さすが校長!!  カッコイイ♡

    全員が体験してあっという間の2時間。 
    初めてでも意外と登れる嬉しさと達成感、腕の痛みがじんわり沁みます。

    講師の皆様、多人数で大変だったと思いますが、とても丁寧に教えていただき
    ありがとうございました。 室内クライミングがとても好きになりました。
    また挑戦したいと思います。

    【投稿 A班 You.N】

     

  • 2022年初級登山学校 実技 第3回 箕面デイキャンプ

    2022年初級登山学校 実技 第3回 箕面デイキャンプ

    日程:2022年4月24日(日) 小雨

    参加者:講師・スタッフ11名 生徒17名

    行程:阪急箕面駅9:20~龍安寺前広場(体操・説明)~五月山分岐~大けやき~11:00ようらく台園地(テント設営・昼食)13:30~三国峠~14:05箕面山~滝道~14:55竜安寺前広場(15:20解散)

     先ずは下山途中に立ち寄った箕面山での全員集合写真♫ 皆さん満面の笑顔を浮かべてハッピースマイルです(^^♪ だがしかし‥、ここまで来るにはあれやこれやのひと波乱、ふた波乱??もありました‥。

    箕面山にて全員集合、課題のテント設営と昼食も終えてご機嫌の皆様です(^^♪

     この日の天候はキャンプには生憎の小雨模様、阪急箕面駅に集合した皆さん、それぞれにレインウェアの装着などに余念がありません。しかしながら、

    何故かなかなか集合の号令がかからない!?聞くとしっかり者の F さんがまさかの電車の乗り間違えで遅刻との連絡があったらしい。(^^;^^;)

     そうこうしながらミーティング場所の龍安寺前広場に移動して準備体操と S リーダーよりコースとタイムスケジュールなどの説明、 K 校長、H 副校長(会長)からのご挨拶と班編成、スタッフの方々の指示をしっかりと守ること等々行動上のご注意がありました‥。 生徒一同、一言も聞き漏らさじと先生、スタッフの皆様の一言々々に聞き入っています。

     今日のデイキャンプは2017年初級登山学校卒業生をはじめとした諸先輩スタッフの皆様、Y・K さん、I・K さん、M・Yさん、M・Fさん、M・Nさん、M・Sさん、M・Nさん、M・N子さんと総勢 11名の方々が17名の生徒たちをリードして頂きます。

     計画書によるタイムスケジュールは歩行4時間、キャンプ地の設営と昼食に2時間、計6時間の予定。 9時40分、1班から3班に分かれて龍安寺前広場を順次出発です。

     全長1,697.2km、明治の森箕面国定公園は東の明治の森高尾国定公園とを結ぶ東海自然歩道の西の起点、壮大な歴史とロマンを感じさせる森、滝道の五月山分岐からトンネルをくぐって落合谷を遡ります。小雨に煙る枯れ葉の山道をゆっくりと踏みしめながら少しずつ高度を上げ、ようらく台園地に向かいます。

     「こんな雨の中、テント設営と山ごはんを用意して‥果たして上手くいくやろか?」‥こんな不安もあってか心なしか少し沈んだ様子の生徒たちです。

     霧にむせぶ森の道、しばらく行くと少しずつお喋りの声も聞こえ始めます。だんだんと持ち前の元気が頭をもたげてきた様子、サポートの先輩方の迷惑顔も他所に「ハイポーズ」の1班メンバーでした。

     さて、いよいよ「ようらく台園地」に到着。テントの設営に取り掛かり、校長、副校長、S リーダー、I・Kさんを始め諸先輩方から設営要領の説明を受けながら実技指導の始まりです。

     ここで先走って不手際を犯す一部生徒あり(左上の写真左端赤いウエアの人‥私)校長先生の叱責を買いました(-_-;)

     先ずひと張り目に4人用テント設営のお手本を披露の I・K先輩。骨組みになるポールをつなぐワイヤーが伸びきって組み立てるのに奮闘中です!本体を組み立て、レインフライをかけると簡易お家の完成です。 見る間にあっちにもこっちにも‥、ちょっとしたテント村集落になりました。

     続いては、お待ちかねの昼食づくり、三つの班とリーダーグループの皆さんそれぞれに工夫を凝らしたメニュー作りに突入です(^^♪

     皆さんのメニューを覗いてみると、ハンバーグや野菜、目玉焼きなどを載せたロコモコ丼、豚汁と親子丼、カレーパスタにサラダ、焼きバナナとリンゴのデザートetc、工夫の料理が並びます。

     中でもひときわお洒落だったのが会長、校長先生グループの豆の炊き込みご飯にハンバーグとサラダ、デザートのワンプレート&スープ。 経験の差を感じさせる栄養満点、実に美味しそうな一品、流石です!

     ここでまたまた失敗の巻ひとつ。クラブからお借りした4人用テントの中の1班の6名「急いで片づけて!」と注意を受けて外を見ると皆さんは殆ど撤収が済んでいた!!外の様子も分からずにまったりコーヒータイムの会話も筒抜けだったようです。お恥ずかしい(゚Д゚;)

     最後に残ったテント撤収にスタッフの皆さんのお力をお借りしてようやくテント場を後に‥。予定を30分オーバーしての下山開始となりました。又もって失敗、ご迷惑をお掛けしてしまった(-_-;)💦

     下山中にお聞きしましたが、K さんを始めサポーターの皆さんの食事、それぞれにコンビニおにぎりなどで済まされたとの事! 生徒としてお世話を頂いた方々への配慮なく差し入れひとつ出来ませんでした。 反省も時すでに遅し‥、申しわけありませんでした(m´・ω・`)m ゴメンナサイ。

     冒頭の集合写真を撮って粛々と下山。ほっと一息、リラックスしてかカメラに向かってのポーズも様々。 スキップを踏んでお茶目な会長の姿は何とも愛らしい♡(^O^)/

     龍安寺前広場に到着し、S リーダーを始め校長、会長、スタッフの皆さんからのまとめの挨拶を頂く。ここでも統率の取れない一部の行動(私です)にお叱りを受ける。生徒たちのお礼の言葉を終えて解散。最後にリーダーに誘われて龍安寺前の箕面川に大サンショウウオを見学。小雨のなか始まったデイキャンプでしたが、最後は雨も止んでくれてほっと一安心、白い藤の花に見送られて三々五々帰路につきます。

     お陰様で少しはテントにも慣れました? 初級登山学校卒業後は立派に相務めさせて頂きます。 愛のご指導、誠に有難う御座いました<m(_ _)m>

    2022初級登山学校1班 Y・F 生 記  

  • 2022年初級登山学校 第2回 読図登山

    2022年初級登山学校 第2回 読図登山

    日程:2022年4月17日(日)晴れ

    参加者:講師・スタッフ 13名  生徒16名

    行程:JR生瀬駅(8:30)集合、点呼、実技説明指導~出発(9:00)~水路道~西宝橋~赤子谷東尾根~岩倉山~行者山~行者山東観望~西逆瀬台口下山

    気温は低いが、いいお天気でお昼頃には暑くなりそうだ。

    駅前集合、出発前にM野先生より整地、読図、べースプレートコンパスの使い方の指導を受ける。

    寝起きの頭でボーっとしていると、生徒へ質問があり慌てて気を引き締める。少し講義プリントを読み返しておいてよかった。

    宿題に容赦なくツッコむ講師陣

    生徒たちは新たな5班に分かれ出発、各班つかず離れずの距離でルートファインディングを行う。定期的に先頭に立つリーダーの順番がまわってくるので気が抜けない。

    目印になりやすい送電線や建物、等高線の比較による付近の谷の大きさ・緩急を参考に、現在地を特定する。河川は枯れたり、大雨の後は河川でないところも河のようになっていたり、水量の増減があることを念頭に参考にする。

    一見デキる人

    地図とコンパスに集中していると足下注意です。危うく深い水たまりにドボンしそうになりました。

    見落としやすいルートもあり、他のメンバーもリーダー任せではなくルートファインディングをする必要がある。

    赤子谷東尾根にのる場所がわかりにくいと、事前に講師の先生に言われていたので、絶対に見逃さないぞ!と思っていたにもかかわらず、見事にスルーしてしまった・・・リーダーをおり、やれやれひと休み・・・とはいきません。

    目の前の班の動きは見ないフリ
    斑関係なくみんな仲が良い!

    昼食を20分で取り、岩倉山へ。やはりだんだん暑くなってきた。

    岩倉山、到着  冷たいゼリーありがとうございました

    六甲全山縦走路と合流。行者山へ。

    行者山の展望

    行者山のもう一つのピーク、東観望へ。

    東観望

    ここで先生より山座同定の方法について講義。2つ方法があり、地図と目印をを使う方法と、コンパスを使う方法を教えていただいた。

    コバノミツバツツジ
    反省会後はバス停までマラソン

    今日の読図実技を学んで、道迷い防止に非常に重要であるだけでなく、読図によって地形やその他登る山のいろんな情報が得られ、ただ登っておりるだけではない山行になると思った。せっかく教えていただいたコンパスの使い方を忘れないように、これから山に行くときは一度はコンパスで読図してみることにしようと固く誓う。

    全く自覚がなかったが、山行中目の上に擦り傷?ができて、親切なスタッフO先輩が血が出てるよと手当てして下さった。痛くもなんともなかったが次の日瞼が少し腫れて、座学「山の事故」の写真が一瞬頭をよぎったが、ブヨ未遂に終わったらしく大丈夫でした。皆様もお気をつけください。

    (投稿 生徒 NK)

  • 2022年初級登山学校 実技第1回 歩行訓練

    2022年初級登山学校 実技第1回 歩行訓練

    日程:2022年4月9日(土)

    参加者:講師・スタッフ11名  生徒17名

    行程:蓬莱峡(9:00)~(歩行訓練)~ナガモッコク尾根(11:10)~岩原山(14:20)~東縦走路~塩尾寺(16:00)~(縄跳び)~宝塚

     2022年度初級登山学校がいよいよ始まりました。昨年12月に入会後、昨年度の初級登山学校の先輩方のたくましい姿、同期の強い連帯感に憧れ、今年度の初級に手を挙げました。今回初級メンバー全員が初めて顔を揃えることとなり、何日も前からこの日が待ちきれず、緊張と興奮が入り混じった状態で当日を迎えました。集まったメンバーも一様に高揚した面持ちに見えます。

     夏を先取りした陽気の中、早速蓬莱峡砂場で講師の方々による歩行訓練がスタート。今年の生徒は17名と大人数。2組に分かれてご指導頂きます。歩行のポイントは、

    1. 歩行=重心移動の連続。重心の移動に位置の移動が付いてくる感覚で。重心を移動しつつ、常に次の足をどこに置くかを考える。
    2. 登りは傾斜に対して足首の角度を一定にしておけば楽に歩けるので、傾斜に合わせて爪先を開く。キツイ傾斜はジグザグに歩くと楽。
    3. 重心は体の真下に。骨盤を動かし、尻・太もも裏の筋肉で足を引き上げる感覚で。
    4. 下りは靴裏のエッジでグリップを利かせる為、斜面に対して足はまっすぐ。爪先からやや蹴り込む意識で、など。

    今まで感覚だけで歩いてきましたが、理論と感覚を結びつけることでより体に覚え込ませることができたように思います。

     歩行訓練後は蓬莱峡からナガモッコク尾根に向かってスタート。途中、岩場通過・渡渉等、重心移動を実践する場面が早速現れますが、生徒一同まだまだ訓練が必要なようです。前後の間隔を十分に空けて歩くこと、川の流れる方向に向かって右手が右岸、左手が左岸などと教えて頂きながら歩を進め、尾根取り付きからは急斜面のヤブ漕ぎがスタート。柔らかく不安定な足場に足を取られます。気を抜いていると、「直前にあった分岐は右・左どっちに向かっていた?」との質問があり、大半の生徒が分岐が有ったことにも気づかず…。「後ろについて歩いているとしても全員がリーダーのつもりで!」と厳しいご指摘を頂きます。岩原山でお昼休憩、全員集合写真を撮って塩尾寺への下り。あとはまったり下山のつもりが、東縦走路から急な下りの尾根道に入り、転がるように下りて行きます。自分のレベルより少し上のルートで場数を踏むこと、これが何にも勝る歩行訓練なのかもしれません。

    最後は毎年恒例、塩尾寺下の広場で縄跳び訓練です。(2.5分+0.5分ラッシュ)×4セットを跳び続ける、今日イチ体力を消耗するメニューで、充実した一日を締めくくりました。

    とても充実した実技講習だった一方で、歩行途中に生徒の一人がスマホを落として講師・スタッフに来た道を探しに戻って頂いたり、体力が不足しているように見受けられる生徒がいたり、トラブルも続出。また、昨年度の同じプログラムに比べて余計に2時間を要するなど、人数が多いための問題も…。今後のアルプス縦走を考えると、体力アップに励むこと、時間の感覚を大切にすることなど、一人ひとりが自立し、体力的・精神的にレベルアップする必要がありそうです。

    講師・スタッフの皆さまのお陰で、安全で楽しい初回実技講習を終えることができました。事故を未然に防ぐ注意喚起、トラブル発生時の的確な判断、苦しい状況でもメンバーを楽しませる目配り・心配りなど、リーダーとしての役割も勉強になりました。生徒を代表してお礼を申し上げます。

    生徒 RF

  • 【締め切りました】2022年度初級登山学校

    【締め切りました】2022年度初級登山学校

    定員12名のところ18名の申し込みがあり締め切りました。次回は2023年4月開校予定です。会員限定ですので早めのご入会をお勧めします。2022/1/26更新

    2022年度初級登山学校
    今年も初級登山学校を開校します! アルプスでのテント泊を目指しています!
    登山の基本を習得し、仲間の絆を深めましょう。
    みなさんの参加お待ちしてます!

    募集人数:12名程度
    受講料 :12,000円(実技山行の交通費、装備等の費用は別途必要です)
    受講資格・豊中勤労者山岳会に入会していること
        ・新特別基金(山岳保険)5口(5千円)以上加入すること
    受講日程:座学(全8回)、実技(全9回)