カテゴリー: 沢登り

  • 2021年 初級登山学校実技 沢登り

    2021年 初級登山学校実技 沢登り

    日時:2021年7月3日(土)〜7月4日(日)

    場所:1日目:笠形山・2日目:三谷渓谷

    参加者:講師・9名、2020年度生徒・5名、2021年度生徒・12名

     緊急事態宣言により延期、中止を挟みましたが、2021年度初級登山学校の実技もいよいよ残すところあと2回。今回は「沢登り」実技をレポートします。

     まずは沢登り実技の行程をご紹介。
    初日は笠形山登山口に集合して笠形山への山行、下山後は温泉に入浴して小屋泊。
    2日目は千ヶ峰三谷登山口で沢登り準備をして、三谷渓谷を遡行。沢登りを行なって、下りは登山道で下山。その後、再び温泉に入って解散、という行程でした。

     梅雨時ということもあり天気が心配されましたが、日程中は大きく天気が崩れることもなく無事沢登りを行うことができました。また、コロナ禍の影響により昨年度の初級登山学校では沢登り実技ができなかったということで、昨年度の生徒の方々も5名参加され、一緒に沢登り実技を行いました。

     初日の山行は沢登りの前哨戦、ということでサブザックに昼食と行動食、飲み物など少なめの荷物での山行となりました。前日までの雨の影響で足元はあまり良くない状況で、特に下山時はぬかるんだ登山道で足を取られる人がチラホラいました。かく言う私もその1人。通常でも注意は必要ですが、雨後の登山道ではより一層の注意が必要であることを再認識しました。

     二日目は今回の実技のメインとなる沢登りです。ハーネス、カラビナ、シュリンゲ、ヘルメットなどの岩登り用の装備と共通する部分もありつつ、沢用のシューズなど今回初めて見聞きし、準備した道具もあります。何事も体験してみないと分からないものですね。

     準備が整い、いざ沢登り開始。最初は濡れた岩場に足を取られるかとビビりながらでしたが、沢登り用に購入した「フィッシングタビ」が威力を発揮!沢の岩場も滑ることはあまりなく、しっかりグリップしてくれてます。そこからは沢登りも一気に楽しくなりました。
     沢登りは普段の登山道と当然違って足場が水の中にあり、足場を見つけるのが難しいです。透明度の高いところであれば見やすいかもしれませんが、そうでないところもあります。登山道を登るよりも慎重に足場を探し、しっかり足場を確保して昇る事が大切です。

     また、岩場にはしっかりグリップする場所と苔が生えてて滑りやすいところがあります。そこの境目が見えにくく、力をかけた時に滑ってしまうこともありますので、力をかける前に滑らないかを確認しながら進むのもおすすめです。

     そして沢登りのメインは滝登り。講師の方々にロープを張ってもらい、岩登りの要領で滝を登っていきます。三谷渓谷には雄滝と雌滝という大きな滝がありますが、梅雨の時期ということもあり、雨の影響で水量が若干多かった為、雌滝は登りましたが雄滝を登るのは断念。ただ、安全に配慮し危険を回避する判断の重要さも学べた沢登りでした。

     登山学校に入学し、初めて体験・経験する事が多いですが、経験者と一緒に行動することで、初めての事にもチャレンジして経験を積むことができ、また経験者の持つ知識や経験談を聞くことができる、と言う機会を得られる場というのはなかなかないと思います。さらに同じ目的を持った仲間との出会いも得られて私にとってはプラスになる事ばかりです。初めての事や独学で学んできた事を再確認するには初級登山学校はうってつけだと改めて感じました。

    今回の学びを生かして、仲間とこれからも登山を楽しみたいと思います。

    貴重な沢登り実技。皆さんお疲れ様でした。

     この記事を見て豊中労山や初級登山学校に興味を持たれた方は是非、豊中労山が行なっているお試し山行や公開ハイクに参加してみて下さい。お会いする機会もあると思いますので、その時を楽しみにしています。

    生徒 HO

  • 初秋の北アルプス・黒部川源流 赤木沢遡行2020/9/20~22

    初秋の北アルプス・黒部川源流 赤木沢遡行2020/9/20~22

    去年、今年と計画しては悪天候の為に4回中止し、草紅葉が始まった9月末、初秋の北アルプス黒部川源流から赤木沢へ沢登りに行ってきました!

    日時: 2020年9月20日(日)~22日(火) メンバー:C班B(CL)、MK、A班み 3名

    行程: 9月19日(土)21:30豊中発~北陸自動車道~立山IC~有峰林道亀谷料金所・仮眠

    9月20日(日)6:00料金所開門~折立~7:05登山開始~10:20太郎平小屋~12:30薬師沢小屋泊

    9月21日(月)7:15黒部川源流遡行開始~9:060赤木沢出合い~11:10大滝~右俣~13:55赤木岳稜線~14:30北ノ俣岳~15:50太郎平小屋泊

    9月22日(火)6:30太郎平小屋~9:00折立

     

    今シーズンの北アルプスの山小屋のほとんどは新型コロナウィルス感染症対策の為、定員数を引き下げ完全予約制で対応されている所が多く、かなり前から予約をしていましたが、沢登りに気持ち良さそうなシーズンの7月、8月は悪天候の為に泣く泣くキャンセル、、9月の連休は混んでいるにも関わらずなんとか予約することができました。
    最高気温予想はなんと 8℃!? 沢、、寒そう、?、、やっぱり寒い?、、、

    でも待ちに待った赤木沢! 天気が良いなら行く!! 行きましょう!!!

    ということで、今回は防寒対策を念入りに (๑•̀ㅂ•́)و✧

     

    いってきまーす

    【 1日目 】今年は登山客が少なく為、熊の目撃情報が多いらしい折立に到着すると、連休2日目ともなるとさすがに車も多く臨時駐車場へ。7:05出発し、しばらく樹林帯の急登を登った後は展望が広がり立山、剱岳、白山などを眺めながらの長い長い木道歩き。

    10:20太郎平小屋到着。併設されている相談所に登山届けを提出し、登山道の状況などを確認。夜雨が降って増水したら遡行は中止してくださいとアドバイス頂きました。

    おなかが空いたので太郎平小屋のラーメン♪♪ とっっても楽しみにしていたのですが、少し早く着きすぎて売店はまだやってなく食べることができませんでした。。。残念、、では先を急ぎましょう!

      

    太郎平の道標。ここから薬師岳はもちろん黒部の山々、槍ヶ岳の北鎌尾根もみえました♪

    太郎平小屋はちょうど交差点の真ん中に建っているような小屋で、ここから薬師岳を経て立山、反対側の尾根からは黒部五郎岳~三俣蓮華岳、谷筋を行くと薬師沢から黒部の最深部といわれている雲の平や高天原温泉などに行く事ができます。

    小屋前にはあんなにたくさん人がいたのに薬師沢へ向かう人は私たちだけ?とても静かな山歩き。

    薬師岳を横目に見ながらいくつか小さい橋を渡り、薬師沢沿いの登山道を進んでいくとようやく12:30薬師沢小屋へ到着。小屋は沢のすぐ側にあり近くの滝から水を引き込んでいて入り口には冷え冷えのビール!!そしてなによりも美味しい水で炊いたごはん!ツヤツヤして最高に美味しかったです!
    建物が雪の重さで斜めに傾いているために、窓やドアからの隙間風がちょっと寒かったですが、換気はしっかりとされていて安心ですね。電波も全く繋がらないので本を読んだりしましたが、翌日の遡行に備え早めに就寝しました。

       

    【 2日目 】

    朝方は少し冷え込みましたが心配していた雨も降らず、お日様が昇ってから少しでも暖かく感じられるまで6:00出発の予定を遅らせ、7:15遡行開始。小屋のテラスの階段を下りるとすぐそこが美しい黒部川源流!川幅も少し広く、青く、ちょっと深いです!

    素手では3分も手を水につけることができないくらい冷たい水。入渓する最初の一歩はどんなにしびれる程の冷たさなんだろうかとドキドキしたけど、あれ? 思ってたより寒くない♪

    足元は靴下+メンブレンのソックスの二枚重ね、メンブレンの手袋も1枚でほとんど冷たさを感じませんでした。しかし 濡れ続けるとその後冷えるのでなるべく濡れないように気をつけながら、膝くらいまでの水に浸かりながら何度も渡渉。

    ゴロゴロ岩と岩の間を飛び越えようとしたら速い流れに足を取られドボン!!

    全身ずぶ濡れも気持ちよい!沢用タイツ+カッパ+沢用ゲイターの保温効果も確認できたので、後はやっぱり泳ぐのが楽しい~!!

    後から岩をひょいひょい軽やかに飛び移って追い抜いて行かれた方に「この気温で泳ぐなんてすごいですね!」と褒められ(呆れられ?)ました。

    リーダーBさん 泳ぐ泳ぐ♪
    へつってます。深い〜
    赤木沢との出合にある黒部川本流のナイアガラ♪

    9:00 黒部川本流から支流の赤木沢へ。写真などでよくみる美しいナメ滝が続きます♪

    癒しのナメ滝、その後は数えきれない程沢山の登りやすい滝、青い水を湛える淵、釜の連続。

          

    沢沿いの斜面は黄色く草紅葉が始まり、滝を登って後ろを振り返ると水晶岳など黒部の山々。

    どこをみても本当に素晴らしく美しい~!

     

    いくつもの滝を登り、11:10大滝へ。落差35Mもあり見応えたっぷり!飛沫も気持ちよくちょっと離れて下から見上げました。

    右側の岩場を登れそうですが、草付きの斜面に戻りそこから高巻き。土が朝露で少し濡れていてちょっと滑りやすく、ここで落ちたら痛そうです。慎重に登り大滝の落ち口に出て滝の上から見下ろすと、後続グループさんが滝の下にいたので手を振ったら振り返してくれてうれしかったです。

    大滝を見上げる

     

    まだまだ滝は続きます。右俣からは更に沢山の滑りやすい小滝。最後は涸れた沢を詰め稜線へ向かいます。

    草紅葉が始まった広大な斜面をトラバース。どっしりとかっこいい薬師岳や黒部の山々! 何度も後ろを振り返ってばかり。

    ガスが上がってきましたが途中雷鳥さんにも会えました。

    13:55赤木岳と北ノ俣岳の鞍部でようやく登山道に合流。沢装備をといて北ノ俣岳のピーク2662M。ガスガス真っ白で登ってきた沢や、黒部五郎岳、これから向かう薬師岳方面も何も見えず真っ白。

    太郎平へ向かう途中ガスがとれ、また素晴らしい景色と青空がみえました!

    せっかくなので太郎山ピーク2370Mを経て15:50太郎平小屋到着。売店はとっくに閉まり今日もまたラーメンを食べることができませんでした。

    ずっと歩きたくなる素晴らしい縦走路♪
    かっこいい薬師岳。赤い屋根の太郎平小屋が見えるとホッとする。

     

    楽しく長かった1日を思い出しながら飲んだジョッキ生は最高においしかった!夕焼けもきれいでした♪

    この日はB班班長含む最強山女子達が連休初日から立山~五色が原~スゴノ頭~薬師岳を縦走し、薬師峠のテント場から離れている太郎平小屋まで生ビールを飲みに来ていたので一緒に乾杯したかったのですが、予定より私たちの到着が遅れてしまいテン場に戻られた後で会えずに残念でした。

    3日目はのんびり6:30に小屋を出発し9:00折立へ。温泉と富山のお寿司を堪能し大阪へ。

    9月のアルプスの沢は寒さとの闘いと思っていましたが、装備を万全にしたら虫もいないし快適で、紅葉も美しく最高の沢納めになりました! 

     

    ←おまけ:薬師沢小屋の斜度。

    廊下や食堂などは床が水平になるよう張りなおしているようですが、階段はかなり斜めっていました。現役山小屋スタッフでありイラストレーターのやまとけいこさんの『黒部源流山小屋暮らし』の著書に美しいイラストと共にここ薬師沢小屋のいろんなエピソードが書かれてあり面白いです(´ー`)

     

    【 投稿者:A班 み 】

  • 【沢登り】比良 八ツ淵の滝 遡行

    【沢登り】比良 八ツ淵の滝 遡行

    日時:2020年8月9日(日)
    メンバー:C班4名 他会5名 合計9名
    天気:晴れ

    今回は、豊中労山と大阪志峰会の有志メンバーで、比良の八ツ淵の滝に沢登りに行ってきました。
    駐車場のあるガリバー青少年旅行村は、3連休の中日ということで、キャンプする人達で賑わっていました。駐車場で沢登りの準備をしてスタート、15分くらい歩いて入渓場所に到着です。

    まずは魚止滝(6メートル)をロープを使って順番に登りました。



    Mさんにリードで登ってもらい、残りメンバーはロープで確保してもらいながら順番に1人ずつ登りました。しばらくして出てきた唐戸の滝は大きく巻いて、登山道を大摺鉢まで行きます。
    その後は、小さい滝をいくつか越えたり、胸まで水につかったりと、沢登りを楽しみました。

    滝の巻道には鎖や梯子が設置されていましたが、それもアスレチックみたいで楽しいかったです。
    八ツ淵の滝は明るく、周りの緑もきれいでした。
    この日はチョックストーンの滝(10メートル)まで行って、登山道で下山しました。

    入渓地点まで駐車場から近く、下山も登山道があるのでお手軽に沢登りを楽しめる良いコースでした。
    何よりもヒルがいないのが良いです(笑)。
    帰りは、くつき温泉てんくうで汗を流しサッパリして、Oさんお薦めのソフトクリームを食べて、帰路に着きました。
    夏は涼しい沢登りがサイコーですね。

    (C班 ヒロ)

     

  • 【沢登り】大峰ブルー!神童子谷遡行~稲村ヶ岳へ

    【沢登り】大峰ブルー!神童子谷遡行~稲村ヶ岳へ

    アルプスの沢へ今年こそ!!沢好きメンバーの個人山行で去年計画し何度か流れ、今年も先月に引き続き今回も流れてしまったので、日帰りで奈良県大峰の沢・神童子谷へ日帰りで行って参りました。

    大川口林道終点から神童子谷~犬取谷を詰め、稲村ヶ岳の登山道と合流し法力峠を経て母公堂へ下山する計画です。

    日時:8月8日(土)

    メンパー:C班 B(CL)、MT(SL)、A班た、み 以上4名

    車2台で大阪を3:30に出発し、稲村ヶ岳下山口の母公堂に車を1台停め国道(酷道)309号線からみたらい渓谷を通り大川口、神童子谷林道ゲート終点で駐車。駐車スペースに一番乗り。既に日は登っているとはいえ標高900Mはあるのでちょっと肌寒いくらいです。

    6:40沢装備を整えて出発〜!

     

    まだ光を浴びてない浅瀬の水も青く澄んでいました♪

    8月なのに手が痺れるくらい冷たい水。初めは嬉しくて冷たさも気にせず川の中をバシャバシャ歩いたり泳いだり♪進んでいくと木々の合間から谷に差し込む光の筋が♪早起きしたご褒美(´ー`)何かが舞い降りてきそうなとても幻想的な雰囲気です。

    光が差し込むへっついさん

    入渓してから1時間程でへっついさん。「へっつい」とは竈の事だそうです。大きなかまど!水量によってはかなり深く泳いでしか渡る事ができないそう。ここまででちょっと泳いだりして水が冷たすぎたので、普通に歩けて良かったです。

    赤鍋滝10Mは滑りやすい左岸の斜面を巻きます。

    天然のウォータースライダー♪キャニオニングだと最高に楽しそうです!

                              

                                       

     

     

    泳いだり、小滝を登ったり、泳いだり、泳いだり、水からあがると身体がとても重く、身体も冷えてきますね。でもこんなきれいな沢はやはり泳きたい!

     

    釜滝 2条8M

    稲村ヶ岳の犬取谷と大普賢岳へ続くノウナシ谷の2つの谷から注ぎ込まれる釜は足が届かないくらい深く、一層鮮やかで濃いエメラルドグリーンは大峰ブルーと呼ばれているそうです。

    気持ちよさそうですが、水が冷たすぎてずっと入ってる事ができません。ここで折り返す事が多いようですが、今日はこの滝を突破し更に上流を目指します。

    ホールド少なく滑りやすい岩を慎重に登るリーダーBさん!そしてロープで引っ張り上げてもらったにも関わらずつるつる滑って私は何度もフォールしてとても時間がかかってしまいました(反省)

    ようやく滝口まで登りきったら横から後続のグループさんが上がってきて、ドボーーーンと上からダイブされていました(すごい!!)

    なんと!巻道が!!あったんですね!!!調べていたとはいえ登らねば!という思い込み。(反省)

    登るのも下で待つのも(すみません💦)かなり体力を消耗したので滝口で休憩。温かいカップラーメンが染みました。。 ほっと一息。まだまだこの先長いです!頑張りましょうー!!

    原生林の中を歩きます
    楽しそう~♪

    沢山の小滝を直登し大きな滝は巻いて巻いて、急斜面の巻道を登って、登って、、、、

     

     

     

     

     

     

     

    ジョレンの滝。写真だと小さく見えますが2段60Mの大滝です。

    一ノ滝、二ノ滝、犬取滝、裏見の滝を順調に(?)巻いた後はジョレンの滝を右岸の大岩の壁まで大きく巻きます。踏み跡が不明瞭な所もあり、急斜面を登るのはちょっとハードでしたが、ようやく水線に戻った後もまだまだ続くよ小滝群。進んで行くとやがて狭く涸れた沢になりガレガレの急登で落石に注意しながら慎重に登ります。水辺は寒いくらいだったのに暑くて汗だく。

     

    沢を詰め最初の1滴には出会えませんでしたがようやく笹原の広い斜面に(´ー`) そして稲村ヶ岳山荘と大日岳の間の登山道に合流し、17:24稲村ヶ岳山荘到着。沢装備をとき30分程休憩、

    去年のA班ひまわり山行でお世話になった稲村ヶ岳山荘。ちょうどご主人もいらしたのでご挨拶。今年は8月1日からようやく営業を始め、新型ウイルス対策で宿泊も1組限定、名物の美味しいお鍋も今年はされないそうです。この日はテント泊の方が3組いらっしゃいました。

     

    時間があれば大日岳、稲村ヶ岳のピークハントできるかな?と思っていましたがとっくに諦め登山道で法力峠、母公堂まで一気に下山。釜滝の直登と、大巻きの後の急登続きで予定より時間がかかってしまいましたが、夏の19:00 ヘッドライトを使わなくてもよい時間に下山する事ができました。そして母公堂に停めていた車に乗り入渓口に停めた車を回収し帰阪。

    長い1日でしたが大峰の原生林、美しい釜、数えきれない程の滝を堪能する事ができました♪

    水中に光が差し込む
    大峰ブルー

     

     

       【 投稿者:A班み 】

     

     

     

     

  • 【沢登り】裏六甲石楠花谷 遡行 A班オールラウンド山行

    【沢登り】裏六甲石楠花谷 遡行 A班オールラウンド山行

    連日の雨、雨、雨で梅雨明けが待ち遠しいですね!またまたタイミング良く梅雨の晴れ間に裏六甲で沢登りを楽しみました♪

    日時:2020年7月12日(日)

    CL:A班班長、SLみ、C班1名、参加者:A班5名、  計8名

    行程:神鉄大池駅~石楠花谷出合い~石楠花谷遡行~地獄谷西尾根~ダイヤモンドポイント~丁子が辻~記念碑台~展覧台~油コブシ~ケーブル下駅

    この日は沢登り初めての参加者2名。購入したばかりの沢靴に履き替えて、9:20 いざ!

    連日の雨で石楠花谷の出合いから既に水量多く、膝くらいまで押し寄せる水の流れに逆らって進んで行きますが、浮き石だらけで白波で見えない川底やスリップしそうな石、初めて履く沢靴に足元集中して水の中を歩いていきました。

    沢登りは初めてでも、岩登り教室に参加したり、アルプスの岩稜を歩くのは得意なお二人は水の中より岩場の方が登りやすそうです。

    裏六甲の下ノ廊下(勝手に命名)

    普段でも泳げるくらい深い淵は左側をへつって滝を直登できるのですが水量多くて近づけません。右側から巻いて、すぐ下りる事もできるのですが、降り口は急流。巻いて登山道へ合流しました。

    2段20M釜滝

    真ん中にあるお釜が美しいのですが今日はもちろん見てるだけ。滝の前でポーズ♪

    そしてまた巻いて、巻いて、すぐ横に登山道があるのですが、早く沢に戻りたい~!探検隊のように薮をかき分けて歌いながら進みます。ちなみにこの日のメンバーは〇〇探検隊の歌を全員知っていました(笑)

    光が差し込むと綺麗ですね(´ー`)

    じゃぶじゃぶ気持ちの良い沢歩き♪

    六甲の沢は堰堤が多く、上に溜まった水はまるでプールみたいで、そこから流れ落ちた水は真っ白いレースのカーテンのようでした。

    左 穏やかな淵 右 白波が!

    裏六甲の上の廊下(勝手に命名) 

    苔むした岩壁、一枚岩を水が這うように流れる美しいナメ滝から静かに水が注ぎ込むとても神秘的な淵(´ー`)

    、、なのですが、今日は白いさざ波に。

    いつもはちょろちょろ足首程度の深さの上流部は水量多い方がちょうど良いくらい。

    小滝も登りやすくシャワーのように水を浴びながらそれぞれチャレンジできました♪

     沢をつめ、藪漕ぎなしで地獄谷西尾根に合流。13:15 ダイヤモンドポイントで登山靴に履き替えて下山。

    下山途中開けた所や天覧台からは神戸の街並み♪雨が続いて空気が澄んでいるのか、梅田のビル群はもちろん奈良のPLの塔、関空の誘導灯、友ヶ島、淡路島の奥には四国らしきも見えました(´ー`)

    油コブシからケーブル下へ 16:00 到泉、バスで温泉のち反省会、解散。

    夏はやっぱり沢ですね♪9月も六甲の沢を予定しています。

    【投稿者:A班み】

     

     

     

     

     

  • 「沢登り」千ケ峰・三谷渓谷遂行

    「沢登り」千ケ峰・三谷渓谷遂行

    日時:7月4日~5日
    メンバー:C班6名 B班1名 A班5名 合計12名
    天気:曇りのち時々晴れ

    コロナで自粛していた山行も7月から解禁になり久しぶりの山行に心が弾みます。
    前日は、ネーチャーパークかさがたでコテージ泊。
    密を避け12人が2棟に分散。
    夕食は各自が一品以上を作りたくさんの料理が所狭しと並びます。
    ひらりんさんのマイビールサーバーでさらにテンションアップ!
    話も弾みさらにホタル鑑賞もありの楽しい一夜でした。。

    当日、天気を心配してましたが曇り空から晴れ間が時々。
    翌日からの雨天を考えるとほんとラッキーでした。
    三谷渓谷の沢は広くて明るく自然の美しさに驚きます。

    大きな岩がゴロゴロしている沢ですが、一枚岩も多く階段状で登りやすいです。
    雌滝はスロープ状の滝でぬめっておりリードは慎重に行かれていました。
    私はロープがあったもののヌルヌルツルツルで怖かったです。

    その先の雄滝がクライマックスで例年水をかぶりながら滝を登っていきますが
    今年は連日の雨で水量が多く断念しました。
    ここで記念写真を撮り登山道で下山しました。

    帰りは滝野温泉ポカポ湯で汗を流し、中華そば大橋で播州ラーメンを食べて帰路に着きました。
    満足!満足!

    (記・写真:C班 小前)

  • 【沢登り】 下多古川本谷 A班オールラウンド山行&C班コラボ

    【沢登り】 下多古川本谷 A班オールラウンド山行&C班コラボ

    奈良県大峰山系の下多古川本谷へ♪活動自粛明けの梅雨の晴れ間に沢登りへ

    日時:6月20日(土)

    メンバー:CLA班班長+8名、C班6名

    (換気に気をつけ各自マスク着用の上、車4台に分乗。)

    梅雨です!夏です!待ちに待った沢です!

    前日の朝まで雨が降り、水量が多く浅い所でも流れが速い。A班参加者は去年初級登山学校修了し、沢は2度目の方も多かったので、最初は表情も固く、緊張した面持ちでしたが、思っていたより水は冷たくなく、水量が多くても登れる小滝をチャレンジしクリアしていきました☺️

    バシャバシャ気持ちいい

    光が差し込むと美しい♪

    唯一の楽しい泳ぎゾーンは水量多く巻いてしまったので残念でしたが、予定より早く琵琶滝到着。

    琵琶滝。

     

    落差約50Mの琵琶滝。ハイキング道にはこの滝がみれる滝見台がありますが、真下から見上げると圧巻!!飛沫がすごいです!

    うぇーい! ここでお昼〜 の予定が、水浸しで休憩する所がない。。

     

    高巻して滝の上に向かいます。滑りやすいので注意です。

     

    滝の上の落ち口へ。水量多いです!

     

    特等席でお昼ご飯♪

     

    お昼ご飯を食べて元気いっぱい!大岩ゾーン

     

    苔むした木々と、水と、本当に美しい(*´`)♡

    中ノ滝がみえてきました

    今日のゴールは落差約40Mの中ノ滝。その下は斜滝6M。水量が少ないと中ノ滝の淵まで下りることが出来たのですが、倒木もあり近づく事ができないので横から眺め記念撮影。

    今日のゴールはここまで♪

     

    この先もまだまだ沢は続くのですが時間切れ。またいつか行きたいですね!

    踏み跡探しながら登山道へ合流し下山。

    山深い大峰の渓谷美、気持ちの良い沢歩き、岩と水とたわむれ、とても気持ちよく楽しい1日でした!

    A班主催の山行でしたが、C班からもたくさん参加しフォローしていただき安全に楽しむことができました。ありがとうございます!初級の沢でも水量が多いと状況は変わります。これからも安全に楽しめる企画をしていきたいと思います!

     

    【 投稿者:A班オールラウンド山行企画担当 み 】

     

     

  • 沢登り発祥の沢「神童子谷」

    沢登り発祥の沢「神童子谷」

    大峰山系の沢登り発祥の沢として知られる名渓「神童子谷」に行ってきました。山上ヶ岳、大普賢岳、それに稲村ヶ岳に囲まれた広大な面積の原生林に降る雨を集める神童子谷は、川迫川ダムへと注いでいます。

    かつて、口神童子と呼ばれていた大川口から国道と別れ、神童子谷林道に終点まで入ります。上白石谷の橋のたもとから遊歩道跡(鉄梯子や桟橋が残っています)を伝い、栂淵で入谷します。すぐに「ヘッツイサン」と呼ばれる両岸絶壁となった淵に着きます。ここの淵は、その年によって、膝上から腰・胸辺りまで水深が変化します。今回は胸辺りまで浸かりながらヘッツイサンを通過し、続く高見淵、そして赤鍋ノ滝が姿を現わします。赤鍋ノ滝は落差8mほどの滑滝で、右手から淵をまわり込み突破しますが、更に上に続く3mと4mの滝はいったん淵に阻まれ、泳いで渡ります。今回は台風のすぐ後ということもあり、水量も多くロープで確保して上流へ突破しました。赤鍋ノ滝から上流「奥神童子谷」は沢幅も広がり、遡上は所々小滝を登ったり、捲いたりと、変化に富んだ楽しい谷です。水温は16℃くらいでしたが、途中、身体を冷やさない陽だまりを見つけ、軽い昼食を摂ります。沢での食事は体の温まるものが最適で、テルモスにお湯を詰めてカップ麺を持参するといいでしょう。

    食後は遡上を再開して、上サンゴウジ谷が左から出合い、更に30分ほどで釜滝の前に着きます。釜滝の釜は、この谷最大で直径30m以上あります。美しい釜の向うには、左右二条の美瀑がとても絵になります。釜でのんびりしましたが、入渓時刻が10時と遅いので、犬取谷は次回ということで、踵を返します(大阪を朝早く出発したのですが・・・)。

    沢からあがって、入浴のため天の川温泉に向かいましたが、なんと2時間待ち(驚)。待つのももったいないので、黒滝の湯に向かい、こちらでさっぱりしました。

    入谷日:2019年8月18日(日) メンバー:B班1名、C班3名
    (記・写真:C班 K)

  • 「浸かって行けーつ」仁淀川・安居渓谷・祖山川本流

    「浸かって行けーつ」仁淀川・安居渓谷・祖山川本流

    期日:2019年8月10日(土)~12日(月)
    場所:高知県 仁淀川・安居渓谷
       徳島県 祖山川本流
    メンバー:大阪労山沢登り同好会 豊中労山2名・他会7名

    【8月10日】仁淀川・安居渓谷(P)交流会&ビバーク

    安居渓谷に行く道路は狭く、山奥なのに車の往来が多いのにびっくりしました。安居渓谷に着くとその謎が解けました。森と崖に囲まれた美しい渓流に彩られた静かな景勝地で、川遊び・見ごたえ十分の滝が待ち構えて、そんな滝を求めて渓谷トレッキングといろんなことを楽しめる場所でした。我々はビバーク場所を探し交流会で一日の疲れを癒しました。 

    【8月11日】安居渓谷入渓地6:00

    「仁淀ブルー」と言われる、キレイなブルーグリーンの沢でした。人もあまり入っていないようで、貸切で快適な沢登りを楽しめました。道路わきの登山道から入渓。大きな石がゴロゴロと、水は綺麗で、感じのいい雰囲気です。様々な滝が出てきて楽しめました。

    滝+渕セットの場所で渓流釣りも楽しむことが出来、イワナが7匹釣れ、今晩の夕食メニューに追加されました。遡行終了後高巻いて藪こぎ、登山道は整備されておらず、途中で崩壊して崖になっており危険な状態でしたがどうにか無事に下山出来てホッとしました。お風呂に入って松山の祖山キャンプ場に移動です。

    【8月12日】

    朝食後バンガローを撤収し、装備を付けて、7:00にキャンプ場のそばを流れる祖山川本流に移動。ライフジャケットを付けてたっぷりと本流を泳ぎ満足でした。12時にキャンプ場に戻り、お風呂に入ってから帰宅しました。

    (記・写真:C班 小前)

  • 【初級登山学校】沢登り@千ヶ峰・三谷渓谷

    【初級登山学校】沢登り@千ヶ峰・三谷渓谷

    日時:2019年7月6,7日
    場所:千ヶ峰・三谷渓谷
    参加者:24人

     いよいよ初級登山学校最後の実技、沢登りです。歩荷縦走や岩登りなど過酷なメニューをこなした後のご褒美山行の位置づけとのこと。楽しみです!
     7月6日、現地で前泊(野宿)のため梅田駅を出発するも、目的地に近づくにつれ雲行きが。。案の定現地では大雨。出足からハプニングに見舞われましたが、スタッフの方の機転により、コテージ泊に切り替えることができ難を逃れました。コテージでは、それぞれが調理した個食をシェアするスタイルの夕食!皆さんおいしく、おしゃれな料理を作っていました。また、ヒメボタル観察も執り行われ、一味違う夜を過ごすことができました。


     さて、沢登当日7/7日です。前日とは打って変わっての快晴!!カッパに身を包んでいざ出発です。沢には駐車場のすぐ横から進入します。なんという好立地。この日の目的地は雌滝と、40mもある雄滝です。まずは雌滝。率直に、こんなとこどうやって上るんだと思いました。川床が平らですごく滑ります。滑る川床にしっかり足を踏ん張り、ロープを頼りに遡上することができました。

    雌滝を越えるとすぐに雄滝が見えてきます。その滝の高さに圧倒され、さらに滝口から流れる水量にも驚かされました。いざ壁(滝)に取りつくと、予想した以上の水を顔面に浴び視界不良に。ホールドを探すのにすごく苦労しました。しかし、ひとたびホールドが見つかると、ガツガツと力強く上ることができました。そして、この難所を誰一人ギブアップすることなく登りきることができました。


     夏なのに寒さを感じるほどの涼しい山行ができ、とても気持ちよかったです。初級登山学校の最後にして最高の山行になりました。これも今まで安全に楽しく山行するためのスキルを丁寧に教えてくださった先輩方のおかげです。ありがとうございました。
    【投稿 M】