カテゴリー: クライミング

  • 八ヶ岳広河原沢左俣 アイスクライミング

    八ヶ岳広河原沢左俣 アイスクライミング

    2024.02.11-12 八ヶ岳広河原沢左俣 アイスクライミング
    メンバー:MU/MA/BIG 記録MU

    11日:20:30八ヶ岳山荘
    12日:4:45舟山十字路⇒5:30南陵広河原取付⇒13:30下の大滝登攀⇒14:00御小屋尾根⇒16:10舟山十字路(懸垂下山組17:30)

    今年は小秀山の雌滝・雌滝に行くつもりがだったが、氷の付きが悪いようなので急遽八ヶ岳広河原沢左俣へ行くことにした。
    今回もMKさんとBIGの3人で。

    前夜泊、八ヶ岳山荘の仮眠室を利用し、未明に舟山十字路へ。駐車場は空いていた。
    チェーンアイゼンを装着し1時間程歩き、二俣を越え15分程度でF1に到着。
    アイス用装備を装着し、一年振りのアイスクライミングを開始♪

    滝の下は雪が積もっており、いくつかの小滝やナメ滝をアックスやアイゼンの刺さりを確認しながらフリーで抜ける。

    氷は意外と硬めで、アックスやアイゼンを刺す良い練習になった。
    ゴルジュの釜は氷が張っている右側から抜け、F2(10m)、F3、ナメ滝等もフリーで抜けた。

    チョックストーンのある滝はCSから通過するつもりが左岸を巻いてしまう。
    これが結構いやらしくて、ロープを出したが、凍った木を使ってよじ登る格好になり、我々も先行の2人パーティも苦労した💦

    F2超えたあたりからトレースはなくなり😢、2人組のパーティと先行を入れ替わりトレースを造った。

    2人組はラッセルを率先して担当してくれてホントに感謝だった。
    本日は後続に2人組がもう1パーティで、このルートは3パーティのみだった。

    そして下の大滝(15m)へ、下部5m程は雪で埋まっておりスクリューは4本使用、天気も良くリードが楽しかった♪
    MAさんも、BIGもアックスやアイゼンの突き刺す音を気持ちよく響かせていた。

    その後も10m以下の気持ちの良い滝をいくつか遡上し、上の滝が見える大きなルンゼに到着(2,450m付近)。
    上の大滝の氷は下まで繋がっていて、登りたいという欲求もあったけど、計画通り稜線に上がり下山することに。

    計画では左岸をトラバースし中央稜に出る予定だったが、ラッセルをしたくないと言う意見もあり、
    距離が短い右岸から、御小屋尾根を目指すことにした。

    が、ここが難しかった。😥 アイス用アイゼンの刃先を丸めたくないと言う思いもあってチェーンアイゼンに付け替えていた。
    ルートは岩崖でアックスがうまく刺さらず、チェーンアイゼンも滑り、怖い思いを何度か繰り返す核心となってしまった。
    MAさんとBIGは少し上手の林から登るが、沢から15m程の所の急登で停滞してしまっていた。
    なので二人は木を利用しロープで降りて、沢を懸垂で下ることとし、
    30m程先行していた私はロープを持っていなかったので降りることはできず、そのまま稜線に上がり二手に分かれて下山することとした。
    一応リーダーとしてもう少し地形図を確認するなどやりようがあったのではと反省した。
    ただ幸いにLINEは繋がり、先に駐車場に到着した際、無事下山中の状況確認ができた。

    御小屋尾根下山中、阿弥陀南陵や権現岳が青空に映えて見えた。

    今年、最初で最後のアイスになったけど、アイスアルパインを堪能した♪

    記・写真:C班 MU

  • 北岳バットレス 第4尾根

    北岳バットレス 第4尾根

    20230916-18 北岳バットレス 第4尾根
    メンバー:MU/MA/K/F/O 記録MU

    11日:5:30奈良田⇒6:30広河原IS⇒9:20白根御池小屋⇒12:00Dガリー大滝⇒14:20白根御池小屋

    8月の滝谷ドームに続き今回もほぼ同メンバー(1名減)で北岳バットレスにトライした。
    奈良田バス停は長蛇の列。始発バスは3台来たがギュウギュウ詰めで着席できず1時間乗車。
    白根御池小屋はリニューアルしたばかりなのかとても清潔で快適だった。

    部屋は個室で各人の衝立があり、トイレは水洗で気になる匂いは皆無だった。
    荷物を部屋にデポし、早々に明日の取付きDガリー大滝へ下見に出かける。
    C沢を超え、ケルンを見つけ急登する。道中は暑かった💦
    目の前のDガリー大滝を見て、数年前ビショ濡れの岩の前で登攀をあきらめ佇んだ時の景色と重なった。

    天気予報は今日の午後から雨、明日の岩の状態が心配、無事登攀・完登出来ますようにと祈る。
    ロープやガチャ、水等をビニールに詰め込み取付きにデポ。

    17日:3:00白根御池小屋⇒4:50Dガリー大滝⇒8:00第4尾根取付⇒15:00トップアウト⇒15:40北岳⇒17:35白根御池小屋

    昨日雨は降らなかった✌。夜中はオリオン座が部屋の窓からきれいに見えた。

    昨日取付きには我々と同様の偵察パーティが複数来ており、渋滞を恐れ小屋を3時に出た。
    しかし下部岸壁はすでにいくつかのヘッデンの明かりがきれいに灯されていた。結局我々は最後尾となる💦

    朝焼けの中Dガリー大滝を登攀開始。快晴。
    今回も男子と女子チームにパーティを分けた。

    出だしが意外に悪く思い切りが必要で、女子チームは苦労した模様。
    3ピッチでテラスに出る。全てKリード。
    下部岸壁上のスリリングな横断バンドをCガリーに向かって歩き、ガリー右岸を直上、ビトンスラブを見つけロープを出す。

    第4尾根取付きに到着。雲海から頭を出している富士山が美しい。

    1P目:クラックから穏やかなリッジ

    2P目:やさしいフェースを直上しバンドへ

    3P目:MAリード。リッジの右側面のルートであったが、記録の写真を間違ってしまい本来白いクラックルートを行くつもりが左面の黒いクラックルートを行く。

    カムを残地しクライムダウン。MU回収。乾いた苔が砂利のように滑り、今回の最難関ルートだった💦
    そのまま本来の白いクラックルート右面へ(実際は簡単なフェース)移動する。

    4P目:出だしの岩が滑るクラック核心。時間も押しててA0で抜け、カンテラインでマッチ箱へ
    5P目:マッチ箱を懸垂

    6.7P目:枯れ木テラスへ

    8P目:ナイフリッジのトラバース

    9P目:城塞ハング

    トップアウト。下部岸壁から10時間強も経過。疲労感もあったが無事完登の喜びを分かち合う。

    一般道の稜線に出るまでの登りが長く感じた。北岳頂上で写真。

    小屋の夕飯が17:50~。遅れ気味のおしゃべりが大好きなメンバーを叱咤激励し下山。
    美味しいビールと夕食を頂き、小屋の前のテーブルで祝杯を上げる。

    13日:5:00白根御池小屋⇒6:30広河原IS

    昨夜、奈良田行のバスは7:00、それを逃すと14:30まで無く、
    奈良田行の乗合タクシーも無いと小屋のスタッフから聞く。
    朝食を5:00前から食し、7時のバスに間に合わせた。
    奈良田で「女帝の湯」に浸かり、さっぱりして清水港まで足を延ばし、海鮮丼を食べた。

    記・写真:C班 MU

  • 初心者のための岩登り講習のご案内

    初心者のための岩登り講習のご案内

    初心者のための岩登り講習のご案内
    開催日:11月19日(日曜日)
    場所:蓬莱峡 大屏風岩
    参加資格:豊中労山会員


    服装・持ち物:いつも山歩きに使っている登山靴またはトレッキングシューズ。ヘルメット(自転車用またはバイク用ヘルメットでも構いません。)軽食。飲み物。クライミング用ハーネス。

    内容:ロープワークとして、登山用ロープに必要な結び2種類「フィギュアエイトフォロースルー(クライミング用ハーネスにロープを結ぶ際に用います)」「クローブヒッチ(ロープを何かに結び付けるときに用います)」と緊急時の結び1種類「フューラーノット(もっとも簡単で信頼性の高い結び)」を練習します。
    岩登りでは、岩場を登り下りするために必要な要素「柔軟性」「均衡」「三点支持」「摩擦」「偶力」を理解してもらいながら、岩壁を登ります。登る技術以上に下る技術は重要ですので、岩場の下り方についても講習します。

    定員と申し込み先:先着10名。参加をご希望の方は、班名、お名前、年代(例「40代・50代・60代等」)、を「C班 河野良治 bpcgv105@tcct.zaq.ne.jp」にお願いします。
    締切日:11月13日

  • 北穂高岳 滝谷ドーム

    北穂高岳 滝谷ドーム

    2023.08.11-13 北穂高岳 滝谷ドーム
    メンバー:MU/MA/K/F/MI/O 記録:MU

    8月11日:4:50アカンダナ駐車場⇒上高地⇒涸沢⇒16:00北穂高小屋泊

    アカンダナ駐車場のゲートは24時間稼働でカード決済もでき進化していた。駐車場の奥でテントを張り足を延ばして僅かな睡眠をとる。アカンダナ始発バス。たくさんの人だかり、臨時バスが出ていて2便目に乗車。

    上高地でOさんと合流⇒北穂高へ。この過程が一番の核心と心得ていたけど、キツカッタ~フラフラだった💦それでも計画時間通り北穂小屋着。皆で無事到着を祝し、生ビールで乾杯!到着時はガスっていたけど、食事後夕日に染まる槍と前穂と北尾根が美しく姿を現した。

    そして明日登攀のドーム頭からの滝谷がどこまでも落ちて見えた。

    8月12日:5:00北穂高小屋⇒6:40滝谷ドーム取付⇒10:50ドームの頭⇒南陵下降⇒13:50涸沢小屋泊

    南陵の分岐で荷物をデポし、クライミングの装備をまとい、気合が入った。滝谷ドームの取付までのルーファイはスムーズだった。でも足元はガレてて緊張感あり。

    取付き:何度も写真で見た光景。幾度も雨天で順延になっていただけにやっとこの場に立てて高揚した。

    前に2人、後ろにも2人パーティがおり、その後にもパーティがあったが予想以上に空いていた。当チームは男子と女子チームの3人ずつのチームに分かれ登攀開始。

    1P:凹角から狭いチムニーへ、入りすぎると動きが取りづらくなるので注意しながら登攀。チムニーの中、探してみるとに両壁に手がかりや、足の置き場があり。チムニー手前から終了点へ。

    2P:カンテをカチを使って登り、バンドから左のスラブ斜面を上がる。高度感ありで緊張感あり。

    3P:巨岩をコンテで移動。上部が台形岩の4Pを探し、取付きへ。
    4P:フェースを登る。ハーケンが多いと記録にあるが意外に少なく、ルートを通してカム1セットが有効だった。最後はチョックストーンを抱っこし(なんか楽しかった)両足を張って抜けた。

    5P:快適な凹角を登り、最後のかぶりを右から抜けるが、右手のクラックが少し遠くて緊張。直登も可で後続は直登した。

    後続の女子チームはそれぞれやりたいルートをリードし、充実の笑顔で登攀終了。

    ドームの頭で最終ビレイ。上から見下ろす滝谷はどこまでも落ちていて、スケールは半端ない!北側に槍が岳がドーンと鎮座していて、ずっと我々の登攀を見守ってくれていた。念願のトラッドルートを無事完登、快晴の絶景に抱かれて皆自然と笑顔になり、喜びを分かち合った。

    ⇒南陵を降り、涸沢小屋へ、テラスでまた祝杯。

    夕飯まで時間があるので仮眠をとったりとまったりした。夜はテラスで流れ星観測。私は一つしか確認できなったけど。5流れ☆彡を見た人もあり。


    8月13日:6:50涸沢⇒徳澤⇒明神池⇒大正池⇒14:50上高地⇒アカンダナ駐車場

    天気予報は午後過ぎから怪しく、昨日までの疲れもあって、当初予定していた前穂高北尾根登攀を止め、上高地へ下山を決めた。徳澤でコーヒーフロートやコーラフロートを堪能し、明神一ノ池に立ち寄り、上高地で荷物をデポし大正池まで足を延ばし、大正池ホテルでお茶をした。上高地は観光客であふれていたが、我々も今日一日観光客だった。

    (記・写真:C班 MU)

  • 2023年初級登山学校 実技第4回室内クライミング

    2023年初級登山学校 実技第4回室内クライミング


    日程:5月18日(木)19:15〜21:15

    参加者:講師・スタッフ7名、生徒13名

    場所:OCS(大阪十三ジム)

    外での岩登りの前に、室内クライミングで事前練習です!ほとんどの生徒が初めてのため、まずはハーネスの着用の仕方から先輩方にチェックいただき、慣れないクライミングシューズを履いて、さあ頑張ろう!!まずは室内で横移動に動く練習です。

    大事なのは三点確保による動き。右手、左手、右足、左足のうち三点でしっかり確保して、一点ずつ動かしていくと教えていただきました。恐々するためどうしても腕に力が入り、壁にへばりついて肘が曲がってしまいます。何度も肘伸ばして〜とご指摘が…。頭では分かってはいるけど、足と手を動かすのに意識がいってしまうと、腕に力が入るループに落ち入ってしまいます。少し練習すると腕がパンパンです!明日はみんな筋肉痛確定だ〜

    講師・スタッフの方に次の足の置き場、手のホールドを掴む位置など助言をいただきながら、みんな頑張ります。少しの体重移動で今まで届かなかったホールドに届く嬉しさ!すごい!

    続いて外の壁に移動です。え?こんな高いところ登れるの、、、と不安いっぱい。しかし、スタッフの先輩の心強いビレイのおかげで生徒みんな奮闘します。右と左の壁があり、右の壁で真ん中あたりの反り返っているとことが難しい〜!登りながら腕が既にプルプルと悲鳴を上げています。

    最後にスタッフの方がお手本として、登っていただきました。あっという間にスルスル登って行かれるではないですか!?私たち生徒も練習したらこんな風に登れるようになれるのかと少しの勇気と、さすがという尊敬の眼差しで見ていました。

    ロープワークは座学で習ったけど、座学で学んだことを実技で実践していきます!
    ダブルエイトノット、ダブルフィッシャーマンズノット、クレムハイストノット、プールジックノット、、、まだどれがどれだかわからなくなります。これも今後のためにしっかり覚えなくては!安全確保のための重要な命綱になると実感です。

    まだまだ勉強が山積みなので、しっかり復習したいと思います。今回は貴重な体験をありがとうございました!お疲れさまでした!

    生徒:T

  • 錫杖岳前衛フェース マルチピッチクライミング実践

    錫杖岳前衛フェース マルチピッチクライミング実践

    【日時】2022年10月1日(土)~10月2日(日)

    【場所】錫杖岳前衛フェース マルチピッチクライミング実践

    【メンバー】C班6名・他会1名

    錫杖岳前衛フェースに2日間マルチピッチクライミングに行ってきました。

    事前に御在所でもトレーニングを終え、皆意気込みながらの参加。駐車場に車を停め1.5時間ほどの歩荷でベースキャンプに早朝着きテント設営。少しの休憩の後、3つのパーティに分かれ登攀準備。前衛フェースの人気ルート「左方カンテ」と「1ルンゼ」に分かれ取付きに向かいました。目の前にそびえる前衛フェースめちゃくちゃカッコよく、ドキドキ・ワクワクでテンション上がりました。

    ルンゼ、スラブ、チムニー、クラック、フェースなどピッチ毎に状況が変わり、変化に富んだ面白いルートで、ボルト類などはあまりなくカムを多用しての登攀。リードの方々ご苦労様でした。途中、何組か大阪の山岳会の方々とも出会い人気の岩場なんだと思いました。連続登攀で登り切った後は連続で懸垂下降し川の水を汲んでベースキャンプに戻りました。天気は快晴で、ピッチを重ねるにつれて背中越しには焼岳から穂高連峰の山々がハッキリ望め、最高の景色でした。そしてやはり、登り切った後の達成感は爽快ですね。

    夕食は各自で用意した方、共同で調理されていたパーティもいました。私は個人でアルファ米とみそ汁と漬物しか持参しなかったので、お酒や料理を裾分け頂きありがとうございました。山の中で食べる料理とっても美味でした!その後、よほど疲れていたのか18:30頃には速攻で深い眠りに落ちました。こんなに早く寝たことは暫く記憶にございません。

    2日目は前日のルートを入れ替え登攀。お昼頃には下山出来るように早朝出発。前日と同様変化に富んだルートで所々辛い部分もありましたが何とか登り切ることができました。

    下山後は、温泉に浸かり(露天風呂からの錫杖岳絶景です)、併設の食堂でサービス満点の食事をして帰阪しました。

    御在所から錫杖岳のマルチピッチ登攀を企画して頂いたAさん夫妻、今回の登攀にご参加いただきリードしていただきましたMさん、本当にありがとうございました。とても良い経験と思い出ができました。 

    投稿:C班 Y

  • 2022年初級登山学校 実技第6回 蓬莱峡岩登り

    2022年初級登山学校 実技第6回 蓬莱峡岩登り

    日程:2022年5月28日(土)~29日(日) 両日とも快晴
    場所:蓬莱峡
    参加者:講師・スタッフ 7名、生徒17名(うち29日から参加3名)、C班の皆さん 22名
    行程:(1日目)宝塚駅バス停14:45→15:07バス乗車→15:20座頭谷下車→15:40蓬莱峡テント設営16:00~食事準備17:00~21:00就寝
    (2日目)6:00起床→8:00行動開始→緩斜面での登下降練習→パーティーに分かれて岩場での登攀及びトップロープでの登攀練習(大屏風・小屏風)→登攀終了・反省会15:00→片付け・パッキング15:30→蓬莱峡発16:00→JR生瀬駅17:00 解散

    5月19日のOCSでの事前練習を経て、いよいよ本格的な岩登り実技の日がやってきました。前泊して翌日の本番に備えます。1日目はテント設営とキャンプのみということで、夜の宴の準備をして、皆重い荷物を背負って宝塚駅バス停に集合しました。

    蓬莱峡に到着後、各自テント設営。ようらく台園地でのデイキャンプ、金剛山に続き3回目ともあって、慣れた手つきで色とりどりのテントが設営されていきます。

    そしてお待ちかねの今夜のメニューは以下のとおり。
    1班:チャーハン、餃子、シュウマイ、揚げとなすの煮物、きゅうりとわかめの酢の物
    2班:ほうとう鍋
    3班:ラタトゥユ、蒸し鶏のマリネ、なすの揚げびたし、酢の物、煮卵

    講師やスタッフの皆様にも入っていただき、楽しい夕食タイムになりました。

    辺りも暗くなってきた頃には、小前校長の『スナックたまちゃん』が開店。お酒を飲みながら、皆様の労山に入会したきっかけや山に対する思い、プライベートなエピソードを聞いたりして、お互いの距離が縮まるような楽しい夜になりました。

    翌朝は6:00起床。スタッフの皆様が朝食前にロープ張りの準備をしてくださり、生徒たちは緊張の面持ちで朝食づくり。緊張して眠れなかったり、朝食が喉を通らなかったりした人もいたのではないでしょうか。

    いよいよ8:00から傾斜面での登下降練習開始。まずはフィックスロープに座学で習ったクレムハイストを使って自己確保します。結び目を引き上げながら斜面を登り、登り切ったら上での移動はカラビナスルーを教えていただきました。そのあとはもう一本のロープを使って降りました。屋内クライミングでの事前練習の成果か、傾斜が緩やかだったこともあり比較的スムーズに上り下りできました。

    指導をしてくださるC班の皆様が集合され、10:00頃からいよいよパーティーに分かれて大屏風・小屏風での岩登り実技が始まりました。一同緊張の面持ちで説明を聞きます。

    生徒1人に対し2人のスタッフさん・C班の先輩がついてくださり、丁寧にサポートしていただけます。不安な気持ちを胸に準備をして、私は先に大屏風に挑戦です。下から見上げると、とても登れる気がしない…足を掛けたり、手で掴んだりできそうな突起も極端に少ないように見えます。

    まずはリードクライマーが岩壁に打ち込まれている支点にヌンチャク(=クイックドロー)でロープをかけながら進んでくださいます。するすると登って行かれる姿を下から眺めながら感心するばかり。下にスタンバイされたビレイヤーはクライマーに合わせてロープを出したり引いたりして最適な状況を保たれます。私達生徒は、上にセットしていただいたロープで引いていただきながらトップロープクライミングのスタイルで登っていきます。

    「○○緑登ります」と下から声を掛けながらいよいよ登っていきます。次にどう進んだらよいか判らず途中で止まってしまったり、小さな突起に足を掛けたら体重を支え切れず、数メートル落ちてしまうこともありました。下を見ると恐怖心でくじけそうになりましたが、ロープを引いてC班の先輩方が「ナイス、ナイス!ガンバ!」と声を掛けながら、後ろからどう進めばよいかアドバイスいただけたことは本当に心の支えになりました。頂上に近づくほどその高さに恐怖でおののきなら、なんとか大屏風を登り切った時の達成感は格別のものでした。

    各自軽くお昼を取り、後半はチームが入れ替わり、小屏風に挑戦です。
    こちらは室内練習よりは難しいものの、OCSで教えてもらったことを思い出しながら3本のトップロープに従って、各自登っていきます。大屏風で度胸がついたせいか、少し楽しみながら登ることが出来ました。ここでも炎天下の中、下からロープを持ちながら、スタッフの皆様が丁寧なアドバイスや励ましの声を掛けてくださいました。

    例年より倍ほど多い17名の生徒が安全に楽しく1日を終えられたのは、ひとえにサポートいただいた講師スタッフの皆様、C班の先輩方のお陰です。私自身は滅多にない貴重な体験をさせていただいたと思いましたが、ここから岩登りの楽しさに目覚める生徒もいるかもしれません。

    一大イベントを終え、ホッと胸をなでおろした生徒一同でした。

    (投稿 生徒 MS)

  • 大台ケ原 蒸篭嵓「ブッシュマン」

    大台ケ原 蒸篭嵓「ブッシュマン」

    日時:2022年5月22日(日)
    参加者:C班H、M、S、B
    行程:6:30大阪駅〜9:00大台ヶ原駐車場〜9:15発〜10:45取付き〜11:00S&Mパーティー登攀開始〜11:30H&Bパーティー登攀開始〜13:45 S&Mパーティー終了〜14:15 H&Bパーティー終了〜15:00大蛇嵓〜16:00下山

    あの大台ケ原でマルチピッチができるとのことで、晴天予報の日を狙って行ってきました。
    新緑が真っ盛りの中を取り付きに向かいます。

    今回登攀するブッシュマンは、大蛇嵓から北側に見える蒸篭嵓にあります。140m、6Pと短く、5Pの核心部以外は5.9と初心者向けのルートです。

    アプローチでは沢筋をおりていくのですが、ルートを間違えてしまい、想定よりも悪路を歩くことに。まさに、アプローチ核心となってしまいました。
    目印となる大穴に辿り着きほっとしたものの、ここからすぐにあるはずの取り付きがみつからず焦りました。

    ようやく取り付きに到着し装備を装着。
    Mさん&Sさん、Hさん&Bの2パーティーに分かれて登攀開始。
    登攀力のあるMさん、ルート経験者のHさんが核心の5Pをリードすべく奇数ピッチを、初心者のSさん、Bが偶数ピッチをリードすることになりました。

    1P(5.9) フォロー
    濡れていることが多いようですが、ラッキーなことに乾いていました。
    名前の通りブッシュが多く、使えるものは遠慮せず使って登りました。

    2P(5.9) リード
    登ったことのないルートをリードで登るのは初めてでとても緊張しました。また、出だしが左へのトラバースなのですが、間違えて行き過ぎると高難度のルートにはいりこんでしまいます。細心の注意を払ってのトラバースをはじめたら、先行パーティー発見。間違えずにすみました。ここもブッシュが多かったです。

    3P(5.9) フォロー
    背が低いためか、凹角のステミングが決まりづらい上、凹角からフェースに移るのも一苦労。もろい岩も多く、どの岩を使うかにもとても気を使いました。

    4P(5.9) リード
    ビレイポイント直下のフェースのトラバースが、少し怖かったですが、比較的サクッと進むことができました。

    5P(10C) フォロー
    いよいよ核心です。先行パーティーもHさんもあっさりと核心のハングを超えていきます。
    背が低いと難しいとのことで覚悟して取り付きましたが、少し悩みつつも私も比較的あっさりと越えられました。どちらかというと、その先のスラブに少してこずりました。
    大蛇嵓からこちらを見ていると思われる声がよく聞こえきたため、落ちられない!というプレッシャーが半端なかったです。

    6P(5.9) リード
    ビレイポイントから見えていた通り、見事に直立しているルートです。私にとっては、一番パワーを使い、一番難しく感じたピッチでした。
    無事にトップアウトでき、とにもかくにも感無量でした!

    登攀後、少し休憩をとってから大蛇嵓に向かうことにしました。
    大蛇嵓からは、先ほどまで登っていたブッシュマンのルートがよく見えます。改めて、無事に登攀できたことをみなで喜び合いました。

    雨の多い大台ケ原には珍しく、夕方になっても青空が広がっていました。
    とても気持ちの良いクライミングができて大満足の1日でした。

    投稿:C班 B

  • クライミング虎の穴!

    クライミング虎の穴!

    2022.5.15
    メンバー:K、M、K、K、他会1名

    C班新人のKです。
    先輩方にフリークライミングに連れて行って頂きました。

    5.10b、5.10cのルートを先輩はリードで軽々登っていきます。
    カッコいい!僕の番。…登れない…手が届かない…足も届かない。掴むとこない…
    「ムーブ」「ダイアゴナル」…そんなん身体が動きません。
    握力無くなって手プルプル。「テンショーン!」の連発です。

    結局、Kさんの全体重を掛けた極上お助けビレイで吊り上げて頂きました。
    上手く登れるようにクライミングジムにも通って練習しようと心に誓ったのでした。

    投稿:C班 K

  • 百丈岩アルパインクライミング新人トレ

    百丈岩アルパインクライミング新人トレ

    山行日:2022年4月10日
    山域:百丈岩
    参加者:M田、タマ、Mじゅん、新人F田、他会N、HH記

    快晴のもとまずは外岩のアルパインをということで、新人F田さんと百丈岩へ。2パーティーでローソクの右、東陵、ローソクの井戸と3本登攀。

    さすがのM田さん、初岩でも百丈岩クラスでは楽々のリード。ただ岩が剥がれそうで怖かったとはおっしゃられていた。セカンドは新人F田さん、立っているだけでカッコいいが、井戸で立ち止まっている姿も悪くない。本人は最初の1本が恐かったらしいが、井戸は楽しかったと頼もしいコメント。サードはMじゅん、厳しい口調の指導で定評があるが、素直なF田さんはいっぱい吸収したことでしょう。

    われわれパーティーは他会Nさんと登攀。Nさんはフリーのトップクライマーだが、久しぶりのアルパインでいい復習になった、たまには来ないといけない、会の人を連れてこれる、などお誘いしてよかったコメント。

    登攀後は、百丈河原でタープの張り方を練習するという名目で飲んでいた会のメンバーと合流。チヂミをいただきながらの反省会でした。

    投稿:C班 HH