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  • 2023年初級登山学校 実技第3回 デイキャンプ

    2023年初級登山学校 実技第3回 デイキャンプ

    日程:2023年4月23日(日)

    参加者:講師・スタッフ13名、生徒12名

    阪急箕面駅集合AM9:00→竜安寺広場(ガイダンス・体操)→五月山分岐→ようらく台園地(テント設営・昼食)(セルフレスキュー指導)(テント撤収)→三国峠→箕面山→滝道→竜安寺広場(終礼)解散

    歩行3時間/テント設営撤収1時間/昼食1時間/講習2時間

    箕面山 標高:352.3m

    「デイキャンプ!」
    「キャンプ」ということがほぼ初体験!何をするのか、どうなることか!

    初級登山学校のカリキュラムがスタートして、めくるめく日々。当日までに地図を用意、読図、食料の準備。持ってる人は、テントやシュラフ等一式を、ザックに詰めて持ってくる。

    テント設営にあたって、手取り足取り指導を受けました。

    各班の山メシのクオリティの高さ!おうちのランチより豪華かつ美味しいっ!おまけにしっかりノンアルも準備あり!大変な重さを担いで来てくれて感謝っ!

    アルプス縦走テント泊での重さを体で覚えていく為の第一歩!本当に持てるのだろうか?朝、初めて担いで、えっ?これで歩けるのか?と思いながら箕面駅へ到着。

    ザックの上げ方、下ろし方、靴紐の結び方、ザックの大きさ、防水の工夫等々の会話をして、知らなかった事、知らなさ過ぎた事の多さを実感。

    生徒も、先生も、道を間違え、先生も、生徒も、あーでもないこーでもないと言葉を交わす。先を急ぐ気持ちに声掛け合って、みんなの様子に気遣える空気が出来上がっていく。ただただ歩いているだけですが、必然的に助け合う意識へと変化していく。

    本日もうひとつの最大目的!「救出訓練!」

    ヘリコプターが到着できるスペースは2m✖️2m!そのスペースさえあればヘリで救出してもらえるぅっ!いざそのスペースまで負傷した仲間を連れて行くよ。

    怪我した人を助ける!あってはならない事だけど何が起こるか分からない。こういう訓練を経験することが出来て、改めて「登山」に対して気を引き締めることになりました。

    近くのお山ばかり歩くことが中心だった「登山」。勿論、危ないことがあることへの注意は忘れずに歩いていたけど、こうやって、詳しい内容の救出訓練を受けれた事は、実に有意義。

    少し話しは戻ります。

    「歩行訓練」の際に、「山登りに楽な歩き方はありません」「ただし、合理的かつ効率的な歩き方はあります」「登山は、最後は体力です」と仰ってました。正しく、万が一のことが起こった時、“体力”!“最後は体力!!“だと頭の中で言葉が走ってました。

    たくさんの事を学んだデイキャンプ。このような訓練はとても大切だと思います。機会があればまたっ!

    ありがとうございましたっ!!

    生徒:妃

  • 2021年初級登山学校実技 【歩行訓練】

    2021年初級登山学校実技 【歩行訓練】

    日時: 2021年4月10日(土)9:00~16:00
    天気:晴れ
    行程:蓬莱峡 (9:00) -(歩行訓練)-ナガモッコク尾根-岩原山(昼食)-東縦走路-塩尾寺-(縄跳び)-宝塚 (14:40)
    参加者:講師・スタッフ7名、生徒11名


      登山学校が始まり、初めての実技が歩行訓練。宝塚駅のバス停集合の時も少し緊張感を感じつつも和気藹々と会話をし、バスに乗り込む。ハイキング日和とあってバスも満員。蓬莱峡では最初にトイレの下見と岩登りの実技予定の屏風岩の前を通る。どう見ても崖に見える。。。本当に1か月後の実技で登れるようになるだろうか。。。不安を感じつつも自己紹介を行う。皆、腕に覚えがある方、山が大好きな方ばかりで頼もしい。

      歩行訓練の講義が始まり、アドバイスを受けた。
     ポイントはいろいろあるが、
    (1)普通に歩く時のように位置の移動と重心の移動を同時に行うのではなく、重心を移動した後に位置を移動するように歩く
    (2)登りを楽にするには斜面に対してまっすぐ足を置くのではなく逆ハの字型に開き気味に歩く
    (3)下りでグリップを効かせるためには、斜面と同じ方向に足を出し、足の裏全体で着地する
    (4)下りでは腰を引かず、できるだけ前傾姿勢で歩くと滑らない

    といったところ。個人的には、下りで足の裏の親指の付け根のあたりが痛くなるのだが、ある程度は仕方がなく、場数をこなして克服すべきとの話であった。ベテランの方々でも苦労しているということなのである意味安心する。

     また、歩き方のノウハウだけでなく、「雪山での7つのステップをもとにした、意思決定のプロセスに忍び込む経験則」についての説明を受けた。言葉は難しかったが、見栄を張らない、一度出した判断に固執しない、妥協しない、ということであり、そのためにはメンバがきちんと状況を把握すること、お互い忌憚なく意見を言い合える人間関係の構築が重要である、ということと理解した。

      移動を開始してすぐ、渡渉を繰り返し、また3点支持で岩場に貼りついて横に移動する場所があり、さっそく体重移動の練習になる。全山縦走路に抜ける道は、ナガモッコク尾根という道で、分岐が非常にわかりにくい。連れて行ってもらってないと気づけないが、今日は講師がリードしてくださるので安心して進める。油断しているとクイズがあり、

    (1)直前にあった分岐は右と左どちらに分かれていた?
    (2)次は右と左どちらに進む?というもの。

    何も考えずについていくだけではダメで、事前に計画をきちんと把握して、次に何があるかを予測しながら歩かないといけないとのこと。


      講師の話によると、2週間前に宝塚から塩屋まで、ナイトハイクで六甲全山縦走したとのこと。アルプス縦走をメインで活動されているB班の方々の底なしの体力に驚きを隠せない。塩尾寺の手前で全山縦走のコースと急な下りの別ルートにグループを分割。私は別ルートを選んだ。道が狭く急な道で、片側が急斜面になっており、慎重に歩かないと転落の危険がある道であり、できるだけ前傾姿勢で、太腿の筋肉を使ってできるだけ着地直前まで力を抜かないように歩くことで、安全に下りられたと思う。短距離であったので何とか降りられたが、アルプスの縦走になるとこれが複数にわたって続くことになり、足の筋力も上げておかないといけないと感じた。

     塩尾寺の近くの広場で体力増強のための縄跳びのレクチャーを受けた。2分30秒+30秒ラッシュの3分を4回繰り返すというものであり、再び体力のなさを痛感させられ、課題が多くあることを把握できた1日であった。講師、スタッフの方々には準備も含めて非常にお世話になったと思う。あらためて感謝申し上げるとともに、修了山行のアルプス登山に向けて日々体力づくり、知識習得に励みたいと思う。有難うございます。

    記:生徒 H.O.

  • 【初級登山学校】岩登り(蓬莱峡)

    【初級登山学校】岩登り(蓬莱峡)

    日時:2019年6月16日(日) 8:00~
    場所:蓬莱峡
    参加者:26人

    今回は初級登山学校のメイン山行の一つ、岩登りです。場所は兵庫県蓬莱峡、六甲山地にある峡谷で、ハイキングやクライミングの名所で知られる観光スポットです(2018年には某IT企業のCMでイチロー選手も訪れたという場所です)。アクセスはJR宝塚線&阪急宝塚線の「宝塚駅」から95番バスで「座頭谷」で降りて徒歩10分です。

    当初の計画では土曜日に蓬莱峡で前夜祭を楽しみつつ朝一で登攀する予定でしたが、前日は生憎の大雨で日曜日のみの山行となりました。当日は前日の大雨の影響がないか心配でしたが、蓬莱峡に着いてみると大屏風と小屏風はしっかり乾いており、また天候は太陽が照り付ける程に回復しており、クライミング日和のように感じました。

    到着した後、体操・準備等をして、3~4人程の小グループに分かれて各々登り始めました。チームリーダーにリードして頂き岩場にロープをかけてもらい、このロープを自身のハーネスに先日OCSで習ったダブルフィッシャーマンで末端処理をしたエイトノットで巻き付けロープと自身を固定し、登り始めました。

    蓬莱峡の岩場は、一般登山道にある岩場と異なり、ホールド感やグリップ感がなく、岩というよりは壁を登っている感じに最初は慄きましたが、それでも、先輩の補助とアドバイスのおかげでなんとか登っていくことができました。途中、懸垂下降にも挑戦させていただきましたが、岩場を脚力でも腕力でもなくロープワーク技術で下って行く感覚はとても新鮮で面白かったです。

    生徒の中には一生分のアドレナリンを出し切ったと言う人もいたほど生徒のみんなも楽しんでいたようです。

    講師のC班の諸先輩方、スタッフの皆さん、安全で楽しい岩登りをさせていただき本当にありがとうございました。クライミングに興味が湧いてきた方はぜひ、来期開催予定の豊中勤労者山岳会の初級登山学校に参加してみてください!

    投稿者 N.